仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

世界一清潔な空港の清掃人と日本一のごみ清掃員をめざす芸人が見つけた「ごみと掃除と幸せな人生」

2024年08月18日 | 正しい絶望のすすめ
『世界一清潔な空港の清掃人と日本一のごみ清掃員をめざす芸人が見つけた「ごみと掃除と幸せな人生」』 (新津春子・滝沢秀一著)からの転載です。

 では、ここでみなさんへ質問です。
 「高級住宅街」と「それ以外の地域」では、どちらのほうがごみが少ないと思いますか?
 正解は「高級住宅街」です。これ、意外しゃないですか? 高級住宅街に住んでいるお金持ちのほうが、好きなものを好きなだけつかって、いらなくなったらさっさと捨てちゃいそうだからごみの量が多くなる。そう思いますよね。

 でも実際は違うんです。
その理由はふたつあって、ひとつがお金持ちは、いいもの(長持ちするもの)を使っているということ。そして、もうひとつが、お金持ちは使い捨てのものを買わないということ。

高級住宅街で出されるごみを見ていると、そこに住む人たちが「小さな消費」「ムダな消費」をしていないことがわかります。
 集積所にあるごみはきちんと分別されているのはもちろん、ごみの出し方もきれい。
 一方、使い捨でのものが多く捨てられていたり、スーパーの割引シールが貼られた惣菜がそのままごみで出されていたりする地域もある。

物価高が続く昨今、安く売られている食品をまとめ買いしたり、節約する工夫は大事なことだけど、それらは消費期限も早かったりするので、結局食べ切れずに捨ててしまうことになりやすい。
 しかも、そういうものをたくさん買い込んで結局捨てちゃう人って、(あくまでも捨てられたごみからの想像だけど)分別せずにトレーに入れたまま可燃ごみとして捨てがちゃう。そもそも分別以前に、買ったものを消費せず捨てるなんて言語道圓なんだけど、捨てるにしても惣菜や肉、魚などが入っているトレーは分別すれば資源になるんです。(以上)
コメント
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