二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

土筆のこと

2009-04-10 12:54:56 | 徒然に想う
ない、ないと思っていると見えない、か。どうしたものか、最近よく見つける。こんなところにも、あった。駅からオフィスに向かう途中の植え込み、頭を出している。さすがに食べてみようという気は起きないが、こんな人工的なところでも意外に育つ。

彼らはどこから来たんだろう。大体、埋立地の上だし、土なんか昔からあるものじゃない。鳥たちが運んできたか、植え込みの木の根についていたか。シジュウカラやメジロも来る。が圧倒的に海鳥が多い情景を想うと、後者に違いない。

ビルの角を曲がると、植木屋のお兄さんたちが準備をしている。大きな道具が見当たらないので、水遣りか。確かに、昨日も夏日、今日も夏日と、桜の季節なのに夏日が続く。いきなり初夏。木々も潤いが必要だ。

なんでこんな植え込みなんだろう。植え込みときたら、お金を掛けるために、除草剤やら人手などどんどん入る過酷な環境だ。しかも、桜のように愛でられるわけでもない。が、こうして自分で自分を決め次世代に残るために、姿を見せる。なんと美しいことか。



今日の一枚:今日のヒロイン