二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

いよいよ

2009-04-17 13:23:56 | 徒然に想う
藤の花が咲きました。藤の花が咲くと霜が下りなくなると聞いたことがあります。いよいよ外での作業が忙しくなるのではないでしょうか。

畑に行かなくなって久しくなります。二年になりますか。でも、いよいよ、再始動しようと思ってます。自分でもよくめげなかったと思います。先達の皆さんが支えてくれたお陰です。

まず、一歩目。明後日、いよいよマザーランド探しの一歩でもあるんですが、四国に行って来ます。どうはじめようかアイディアないのですが、とにかく出かけてしまいます。二歩目はゴールデンウイーク。O町の大将の研修生だった二人が静岡県F市で農業を始めました。彼らに三泊四日お世話になる予定です。

もうだいぶ散ってしまってますが、コブシ。この花の開花でも農作業のタイミングを判断したそうですね。種まき桜と呼ぶ地方もあると聞きました。そういえば、20日は穀雨。いよいよ、です。




今日の一枚:雨が今にも降り出しそう、昨日の朝撮った運河の柳

夏の忍び足

2009-04-16 08:12:18 | 徒然に想う
ふと目が覚めて時計を見ると4時。起きるには早い。まだ暗いし…うん?なんとなく外がすでに慌しい。

チュビッ、チュビッ、チュビッ、チュビチュビチュルルルルルゥ

ツバメたち、もう飛び始めて、朝飯かい。君らには鳥目という言葉は通用しないようだな。確かに、越冬地が台湾、フィリピン、ボルネオ島北部、マレー半島、ジャワ島などであれば、春帰って来る際、夜も飛ばねばなるまい。何らかの器官が発達して見えるんだろ。それとも、早起きは三文の得で、何かあるん。もう少しこっちは寝させてもらうよ。

先日、コウモリが飛んでいた。オヤジたちは飛んでいる目先に石などを投げ上げ捕まえて遊んだというが、庵主にはそういう遊びの記憶無い。ただ、どういうわけか子供のころの夏の記憶にひらひら飛ぶ姿が浮かぶ。

ツバメが春先に来る夏鳥、コウモリが夏の思い出。そういえば、昨日の帰り道、虫が歌い始めていた。草木だけではなかった。もう夏の忍び足、そこまで。




今日の一枚:会社近くの運河、橋からのぞく。

雨があがった朝

2009-04-15 07:05:53 | 徒然に想う
え~ぃ、悔しい! こんな青空の下、会社に向かわなければならない。

ここしばらく乾燥しきっていた。昨日午後から降り出した雨が良い恵みになり、大気中のチリをも流し落としたか空気も澄んでいる。草たちも水滴を散りばめ、さぞかしきれいだろう。雑木林の若葉たち、きっと輝いているに違いない。小五郎は伸びをして待っているだろうか。

高架から見える田んぼにトラクターが入った。直に水が張られ、田植えになる。はるか西に真っ白い富士山。ジャガイモかな、何か植え付けている。

あぁ、それにしても緑が目にしみる。





今日の一枚:駅前のハナミズキ、見上げると青い空

不調だ

2009-04-14 12:27:30 | 徒然に想う
さっき見つけた、気になるニュース。

郵船社長:船隊規模850隻前後に縮小、投資も最大2割減
4月14日(ブルームバーグ):売上高で国内海運最大手の日本郵船は世界的な景気低迷に伴う荷動き鈍化を受け、中期経営計画で2010 年度に1000隻体制としていた船隊規模を850隻前後に見直す。また1兆3700億円の船舶投資計画は最大2割程度の削減を検討している。


船を減らす増やすでなくて、荷動きの鈍化ってとこ。中期計画を見直した、つまり低迷が予想をうわまっている…。統計的な数字や景気が悪い悪いと騒がれているのを読むより、荷物の移動の担い手の判断だけに、こういったことのほうがドキッとしてしまう。



今日の一枚:会社近くの植え込みのツツジ

朝の空気

2009-04-13 12:12:57 | 徒然に想う
車窓越しに荒川の土手が見える。数人がウォーキングを楽しんでいる。気分いいだろうなぁ。朝起きたときのことを思い出した。

ごそごそ目覚ましに手を伸ばし起き、窓を開ける。スッと冷たい空気が流れ込んだ。ボヤッとした目に月。満月じゃない、月齢二十数日だ。先週、東の空低く、赤い満月。それこそ、暑さを想像させた。ところがどうだ、今日の月は。温度と相まって、清々しい、なんとも言えん。しばらく固まった。起きがけで動けないんじゃない、冷気を楽しんでた。

昨日は久しぶりに遠出。カミサンが富士丸というコリーとハスキーのミックスのブログにはまっていて、花見がてら赤城の方に行こうという。富士丸がいるわけではないのだが、そのブログから、美味いピザが食えるところと犬を連れて行けなくともドックランで遊べる場所があるとの情報を仕入れたと言うので、のこのこ出かけることにした。なかなかの一日。帰り道、千円均一の影響かよく混んで嫌になったが、桜は満開、言うことなし。ピザも美味かったし、コーギーとも遊んできた。

こんな朝は鳥たちもきっと活発に違いない。花はすっかり葉桜、でもその若葉が朝陽にきれい透けて葉脈がきれいだろなぁ。きっと、雑木林の木々の緑も増したことだろう。PCのテレビで天気予報、霧? 霧が出るところがある? そしたら幻想的で最高じゃないか。いやいや、考えまい。考えても仕方ない。エイと窓を閉め、シャワーを浴びに月に背を向けた。



今日の一枚:目ではもっと大きな月だったんだけど。

感謝

2009-04-12 23:45:14 | 徒然に想う
梅が生っている。小さいが生っている。

昨日、目も開かぬような子猫が紙袋に捨てられていた。今朝行ってみると、袋も何も無かった。もしカラスにやられていたら…。

なぜ昨日見つけたうちに何もしなかったのか。歩き始めて、腹が立った。無性に腹が立ち、その場所に早く行くことしか頭に無かった。

感謝とは、後悔を後で正当化するためにあるのかもしれない。でも、梅の実に対する感謝は、後でのためではない。無為にもたらしてくれた事に対してだ。子猫たちの生の時に感じたであろうことかも知れぬ。感謝ということをいまだ知らない。



今日の一枚:川の側の梅。小さいが実をつけて。

行き着く、サキ

2009-04-11 09:21:45 | 徒然に想う
万物の創造には秘密かあって、明らかにはされない。もし明かにされれば、二つのものが現れる。するとそれらは、それぞれがいったいどんなものであるかを確かめたくなる。とは、アナスタシアの言葉。つまり相対的な見方が生まれると、「争いごと」を引き起こす、ということだろう。

福岡正信は、知について「無の哲学」の中でこんなことを語られている。「人間の知は、分別知であり、相対知である」と。そして、知ることの帰着として、統一→分別→相対化→細分化→複雑化→混迷化、人間の知は「混迷」につながると言われる。

人間はある意味中途半端に秘密を解きほぐしてきたと思い込んでいるに違いない。だから、本来それは一つであるにもかかわらず、宗教宗派色々なものを生み、争いが絶えない。まさに統一だったものを分別してしまったために、混迷に陥ってしまった。洋の東西は関係ない、「自然」を見ている限り同じところに行き着くということか。どんな「自然」が待っているんだろう。


今日の一枚:一週間近くも歩かないと、木々の変化は劇的。川の脇の雑木林も見通しが悪いし、道が薄ピンクに色付き始めた。小五郎の家を通り過ぎて、しばらくすると花びらの吹き溜まり。

土筆のこと

2009-04-10 12:54:56 | 徒然に想う
ない、ないと思っていると見えない、か。どうしたものか、最近よく見つける。こんなところにも、あった。駅からオフィスに向かう途中の植え込み、頭を出している。さすがに食べてみようという気は起きないが、こんな人工的なところでも意外に育つ。

彼らはどこから来たんだろう。大体、埋立地の上だし、土なんか昔からあるものじゃない。鳥たちが運んできたか、植え込みの木の根についていたか。シジュウカラやメジロも来る。が圧倒的に海鳥が多い情景を想うと、後者に違いない。

ビルの角を曲がると、植木屋のお兄さんたちが準備をしている。大きな道具が見当たらないので、水遣りか。確かに、昨日も夏日、今日も夏日と、桜の季節なのに夏日が続く。いきなり初夏。木々も潤いが必要だ。

なんでこんな植え込みなんだろう。植え込みときたら、お金を掛けるために、除草剤やら人手などどんどん入る過酷な環境だ。しかも、桜のように愛でられるわけでもない。が、こうして自分で自分を決め次世代に残るために、姿を見せる。なんと美しいことか。



今日の一枚:今日のヒロイン

give&take

2009-04-09 07:36:34 | 徒然に想う
ヘッドが数年前の人に戻り、立て直しに最適な環境になった。まだ正式に発表されていないが、早速関係部署に日々のレポートを提出するタイミングが遅いと叱られた。特にリーダーでもないので、こういう時出来ることは、まずカイより始めよ、ではないが出社を早めている。長くいるものが自ら変われば、周りに伝わる。散歩は、だからしばらく土日だけ。残念だが以前の信頼を取り戻さないと何をするのにも後味が悪い。

あぁ、しかし、神社下の公園の桜や木々の若葉の美しさが、誘ってくる。あそこは市民プール、柳。黄緑色の葉が揺れる。小五郎はどうしているだろう。いつも挨拶する散歩師さんたち、いかがお過ごしだろう。誘惑も気になることも沢山だ。こんな時季に、散歩にいけない…、ウ~ン。

一気に解決はしまい、しばらくの我慢だと言い聞かせ、立て直しに協力だ。同時にマザーランド探し。再来週、その一歩を踏み出す。気になる町に出かけることにした。…田端駅の操車場、桜が満開。土日までは初夏のような陽気が続くと言う。今から明後日が楽しみでしょうがない。



今日の一枚:マンションを出たところのお向かいさんの柿の若葉。おい、何誘ったんだ。

国外退去

2009-04-08 12:50:53 | 徒然に想う
「不法入国で国外退去を命じられ13日に帰国する埼玉県のアランさん(36)夫妻が8日朝、中学2年の始業式に向かう長女のり子さん(13)を見送った。勉強を続けるため日本に残ることを決めたのり子さんの背中を、夫妻は心配そうに見つめ続けた。」 

お昼のニュース。人の場合、親と子を引き離せるのは、まったく児童保護など関係ない親子関係で、離婚を迎えてしまった当大人だけだと思っていた…。



国外退去を命じた方々へ

大変できた方々だ。あなた方は既に13の時に、親がいなくともなんら問題なくお一人で生活され、お勉強に邁進されてきた。そして今、一家族を離散させてしまえるほど権力を握られた。まったくすばらしいの一言。ただ一つ、あなた方にお子さんがいらっしゃるなら、あなた方のお子さんたちに感想を伺ってみたい。