二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

木を見て森を見ず、森を見て木を見ず

2015-05-22 12:52:23 | 徒然に想う

う~ん、やらかしてしまった。定植したカラーピーマン、どんな状態であるか、どう見たらいいんだろうか。もちろん、どんな状態の圃場に、どんな状態の苗を定植したかのかも大前提。でも、なくとも野菜の葉が、色濃いのがいい、薄いのがいいといって判断することもできる。問題はこの濃さ。もちろん品種間のちがいはあるが、どこの色を見るか。一枚の葉か、生長点付近か? 何本も定植しても一本? 

一本、一本、樹勢は異なる。だから、一本の野菜で見た場合、成長に勢いがあると、新緑を思い出せば、淡い緑になる。しかしある程度成長が進めば濃い色となる。それが一本の野菜の中で遷移してみてとれる。これが圃場や畝に植わっているもの全体を見れば、全体が淡く見れたり濃く見えたりもする。全体が淡く見えて、一本でも全体が淡いのなら、何か危機的な様相だろう。全体が淡く見えても、一本の中にしっかりとした緑の遷移が観察できれば、健康的な状態だろう。全体が濃く、生長点まで濃いと、肥料が効きすぎているかもしれない。決して木だけを見てはいけないし、森だけを見てはいけなかった。

小さな、小さな、小さな友達、カマキリの子供が遊びに来てくれた。米ナスのハウス、ここ数週間のうちに土づくりから始まって、蒸気消毒、畝立て、定植、灌水システムの設置、支柱の設置などを経て、誘引まできた。その間日々大きくなってい行く有様も驚くべきこと。その中、いつ紛れたのか、誰かにくっ付いて入ったのか、こんなに小さなお客さんが訪ねてくるとは想像だにしてなかった。このハウス、アブラムシやコナジラミ対策に二種類のダニを天敵殺虫剤を入れている。葉の上などに肉眼でもれらしきものを見て取れる。この客さんも小さいとはいえ、1センチはある。ダニを食べていくだけではとても生きていけまい。どうするよ?、と思った瞬間見失ってしまった。野菜を育てているといろいろなことをいろいろな角度から見なければと思う。

木を見て森を見ず、森を見て木を見ず。そのような見方をし、単純にカラーピーマンの第一果を切り取ってしまていいかどうか、という質問をしてしまったのだ。今ちょうど、定植して2~3週間。全体もどの木を見ても、緑のしっかりした遷移が感じられない。ところが果実が付け始めている。つまり生殖成長に傾いている状態になっている。これでは木の成長がおぼつかなくなる。木を見て森を見て、弱弱しく淡ければ、対処として追肥も考えられるが、花・果実を落として、木に勢いを向けてやることも出来るだろうに…。いったい何見てんだろう。

 

 

 

今日の一枚:6時半ころ、米ナスのハウスにて。


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