二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

雪の特異日

2015-02-17 16:02:41 | 徒然に想う

立春の次の二十四節季はなんだろうと暦を見ていたら、今日17日は東京で雪の特異日とある。1981年から7年間のデータでは何と70%の確率で降ったのだそうだ。確かに、今日も9時前から一、二時間ばかり舞った。ただ、データの年数がいかんせん古い。最近の結果はどうなんだろう。

気象庁のサイトにいくと過去データが好きなようにダウンロード出来る。で、2000年からのデータ(2月16日までは16年間、それ以降は15年間)を落とし、そこから、日ごとに雪が降ったと観測された(積雪が0センチでも、降ったら降ったとみなされた)回数を取り出してみた。すると、結果、17日はこの15、16年には観測されていない。最近のデータ上は特異日とは言えなかった。

雪が降ったとされた回数

  • 3回観測:1月21日,1月23日、2月8日、2月9日、2月14日に、
  • 2回観測:1月17日,1月26日、2月7日、2月15日、2月16日、2月24日、3月13日に、

確率にすれば、せいぜい19%位なもの。これらを特異日とするのかどうか。ただ、傾向として1月23日前後、2月8日前後、2月14日前後が多いとしか言えない(2月24日、3月13日は去年までだから、もしかしたら傾向のポイントが増えるかもしれない)。

あれ、ちょっとまった。70%ということは、7年間に5回降った? 80年代、ある特定の日に5回も雪が降っている? だのに、この15、16年間では、せいぜい多くて3回……。これはいったい、どういうこと? 

 

 

今日の一枚:遊水池にて、6時5分前。よーく見ると、雲の切れ間があって、夜明け前の「神秘なる青」が見える。ちょっと無理、か……。

 

ノート:『フランスでの銃撃事件をめぐる風刺画について、宮崎駿が、16日放送されたラジオ番組で、「異質の文明に対して、崇拝しているものを風刺画の対象にするのは、僕は間違いだと思う。やめた方がいい」。風刺画は「まずもって自国の政治家に対してやるべきだ」と指摘された』。 

さすがだ。でもねぇ、個人的に、限りなくペラペラな世界史の記憶をたどると、この至言を絶対理解出来ない・気付けない立場がある。自分の信じる価値が絶対だとし、そうではない他に押しつける、あるいはそうではない他を駆逐しよう・してきた暴挙からの悲劇を何度も見る思いなんだなぁ…。


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