きょうの、「ワルイコあつまれ」の「子ども記者会見」のゲストは、
イランの戦災孤児だった
サへルローズさん。
壮絶な半生を語り、いまも続く戦争がどんな結果を作り出しているのかが実感された。
12人きょうだいの末っ子だった、サヘルさんだけが生き残り、七歳までは家族がいなかった。
七歳の時養母ジャスミンさんに
引き取られた。(養母はその時大学院生だった)
(100人の孤児のうち、里親に引き取られるのは二人くらい)
1993年、八歳で養母と日本に移住。
中学では、階段から突き落とされたり、陰湿ないじめを受けて、
生きる事は地獄しかないと
感じた。
死ぬために家に帰った時
泣いたことの無い養母が
背中を丸め泣いている姿を見た。
「生きるのは、しんどいね。いつも、あなたが一番やりたいことをして。」と、言われた。
(死んでもいいよ、あなたがのぞむなら一緒に)
そこで、ハッとした。
自分は、生き残り、運が良かったと
思えた。今、生きているのは
奇跡だと、思えた。
それから、
きょう、生きる事が目標になった。
一生懸命生きのびた人が
憎しみの種を植え付けられ
戦場に送られる事の無い
世界になってほしい。
夢を世界の人たちが、誇れる
世の中になってほしい。
★★★今回のゲストの話は
子どもたちにも、突き刺さった
と感じた。