本屋さんにいくと、
藤井八段の本が
いろいろ並んでいる。
昨夜、
テレビで二時間たっぷり
藤井聡太さんの特集を
やっていた。
レジェンド棋士が、
藤井聡太さんについて
語るのが、興味深く
天才の所以が解る気がした。
将棋とは全く縁がない自分でさえ
名前を聴いたことのある
凄い先生方が、藤井聡太さんを
分析し、正直な事を話されていた。
こんなに話して良いのかなあと
思うぐらい、率直で、深くて
聞き入った。
「谷川永世名人」
藤井さんが、10年前、
奨励会に、入会したとき
立ちあったが、このままでは
自分が勝ってしまうので、小さな
藤井さんを可哀そうに思い
引き分けにしようかと申し出た。
すると、藤井さんは将棋盤に倒れこみ号泣した。負けず嫌いなエピソード。
その6年後、プロ棋士になった藤井さんと二度勝負したが、藤井さんの二勝。彼の集中力は、驚くべきもので、将棋を指す、良い将棋を指すために生まれた。
「渡辺明九段」
純朴で、感情が豊かで、早口。
指しての説明をする時、早すぎて
付いていけない。頭の回転が早い。
気づかない手口が出る頻度が高い。
「木村一基九段」
相手が誰でも変わらない。
強くなりたい、ただ、それだけ。
「師匠の杉本八段」
師匠の話は、特に子ども時代の
藤井聡太くんの様子もご存じで
まさに、生き証人の貴重な話で、
非常に面白かった。
お宝映像満載。
穏やかな師匠のもとで、
藤井さんは、伸びやかに
羽を広げている。
私は、たまたま、藤井聡太さんの
活躍を見られる時代に
生きているわけだから、
奥が深い世界を、
今後も見守っていきたい。