遊戯(ゆげ)

世の中は、なるようになるわ。
あきらめないで、悠然と生きる事を楽しむ・・・・
それが遊戯(ゆげ)の心です。

映画「クロワッサンで朝食を」

2014-06-19 | Weblog
安西水丸さんが亡くなってから、初めての「 W座 」

2013年のフランス映画。


地味なテーマで 平坦なまま推移していく。
寂しい老女の家に家政婦として住み込むアンヌ。
頑固で意地の悪い屈折した老女は、なかなか受け入れない。
心が通じないひとと言うのは居るものだ。

どうせ人は一人で死んでいくのだから仕方ないか。
彼女は恋人も友達も居ない寂しいひとだった。
寂しさが,他人を拒否することにに繋がっていく。


若いころには、この映画の良さは わからなかったと思う。
人生の終わりには、失うものが増えていく。
かつて愛した人の心がわり。
自分の身体の老化、美貌の衰え・・・

本当は、愛は、かたくなな心が変えていくのだ・・・

結構 好きなエンディング。






きょうは、南 伸坊さんと 小山薫堂さんのコンビ。


   「見えないもの」 小山薫堂


彼女は悲しみに暮れていた。
自分が老いていくことに
美しさが失われていくことに
パリの町が似合わなくなっていくことに
男の愛が冷めていくことに
希望と絶望を天秤にかけたときの傾きに

けれども 最近
あることをあきらめた
その日から彼女は気づき始めた
積み重ねて来た愛の重さ
自分にしか分からない
思いでの価値に

新しい明日が訪れることを
喜びたい。





コメント
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