昨日の続きです。
三徳山三佛寺の投入堂(国宝)にいたる途中に文殊堂と地蔵堂(各重要文化財)があります。
お堂は峰の頂の大岩のうえにせり出して、幅80センチほどに思える周囲の縁側の外の断崖はのぞき込むこともできません。お堂の側はしっかり閉めきられているので入れない。壁にへばりついて足がすくんでいる人もいます。(写真)
すれ違うとなると、外側の人は恐怖です。
もっとも、この縁側を一周しないと先へいけないというわけではありません。怖い人はパスをすればよい。
山岳信仰について、岡本太郎はこう書いています。「生命の秘密は日常と断絶した、いわば近寄りがたい森の奥、峰の頂に秘められている。人はこの人間を超えてそして人間を支える『神聖』の根源を見届けようとする。しかしそれは同時に禁じられた聖域である。それに触れることは禍であり、危険なのだ。」(『美の呪力』)
三徳山三佛寺の投入堂(国宝)にいたる途中に文殊堂と地蔵堂(各重要文化財)があります。
お堂は峰の頂の大岩のうえにせり出して、幅80センチほどに思える周囲の縁側の外の断崖はのぞき込むこともできません。お堂の側はしっかり閉めきられているので入れない。壁にへばりついて足がすくんでいる人もいます。(写真)
すれ違うとなると、外側の人は恐怖です。
もっとも、この縁側を一周しないと先へいけないというわけではありません。怖い人はパスをすればよい。
山岳信仰について、岡本太郎はこう書いています。「生命の秘密は日常と断絶した、いわば近寄りがたい森の奥、峰の頂に秘められている。人はこの人間を超えてそして人間を支える『神聖』の根源を見届けようとする。しかしそれは同時に禁じられた聖域である。それに触れることは禍であり、危険なのだ。」(『美の呪力』)