eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

ラーニング・プロセス・マネージメント・システム=LPMS

2009-10-29 13:14:42 | SaaS+型LMS
個人の学習のプロセスは、これまでまったく個人にまかされていました。

これまで一般的であったラーニングは、書籍や教材、テレビやラジオ、通信教育などによる自学自習です。そこにおけるラーニングのプロセスは、孤立した個人の努力の世界であり、教材提供者や放送番組、通信教育などの提供者のがわからみえません。

学習者にとっても、挫折しがちな自分の学習プロセスは体験できても、他の人たちが実はどんな時間配分で、どんなペースで学習して、どんな効果をあげているのかもよくわかりません。

ラーニングは、個別的であるとともに、孤立的でもあったのです。学習するプロセスについて、だれからの支援もない。学習者同士の交流も弱い。

eラーニングは、このラーニングを根本的に変えたのです。学習履歴を駆使して、学習のプロセスを支援しサポートすることが可能になりました。また、協同学習など、ネットをつかった学習者どうしが協力し合って学習効果をあげることもできるようになりました。

このeラーニングにおける個別指導は、学習効果を抜群に高めるとともに、挫折をへらして、修了率を圧倒的に高めることにもなっています。教材や放送番組で学習する人たちの学習終了にいたるデータは、ほとんどないと思われますが、通信教育などの修了率のひくさなどは、自分やまわりの人たちが実感していることでもあります。

ネットラーニングでいえば、年間200万人近い学習者のおよそ92%が修了しています。これまでの一般的なラーニングにくらべて、最後まで学習している比率は格段にたかいことは間違いありません。

この学習者の学習プロセスをサポートし支援し、指導する仕組みが、LPMS(ラーニング・プロセス・マネージメント・システム)です。LMSの核心的な機能です。しかし、残念ながら、一般のLMSには、この機能が十分に装備されていません。

ネットラーニングのLMSは、このLPMSの機能をもっとも重視して、チュータやラーニングセンターによるきめ細かい学習プロセスのサポートを実現しています。92%の修了率は、そのサポートの結果です。