eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

蒋介石の書斎

2009-09-19 13:18:48 | eLearning in China
上海の休みの日には、ときどき、すぐ隣のホテルに朝食を食べにいきます。

この地域は、歴史上有名な人たちの邸宅などがあちこちにあります。ホテルの朝食会場の隣の部屋は、蒋介石夫妻の書斎だったところです。朝食会場のあるところで、蒋介石の結婚披露宴もおこなわれたそうです。

写真は、書斎の一部です。大きな丸テーブルをどっしりした椅子が取り囲み、暖炉のそばには、揺り椅子がおかれています。書棚には、象牙細工のすばらしい置物も。それほど広くはないけれども、落ち着いた感じがいい。

外から入ると、大広間の左手にありました。

1917年に英国の商人が建てたこの建物は、中華人民共和国が成立したあとは、陳毅上海市長の公邸として使われていました。毛沢東や劉少奇、周恩来などもここに来たことがあるそうです。


アセスメント+ラーニング

2009-09-18 11:29:49 | eLearning
「アセスメント+ラーニング」は、わたしたちが提供するeラーニングコースの新しい形のひとつです。

とくに、個人情報保護対策や情報セキュリティなどの全社員研修を継続的に効率的におこなうのに効果的です。

「アセスメント+ラーニング」式のコースでは、最初に簡単なテストをおこないます。そのテストで、すでに身についている項目を判定して、必要な学習のレッスンだけが目次に表示されます。

つまり、1人ひとりの現状におうじた1人ひとりちがった個別の学習がおこなわれる仕組みです。すでによく身についている人が、一律にみんなと同じ学習を強制される無駄をはぶくものです。

個別化により学習の効率化を実現しています。学習者にとってよくわかっていることまで学習させられることがなくなり、企業にとってはコストダウンにもなります。

eラーニングは、ますます個別学習としての特徴を有効にいかす方向で進化していくでしょう。


秋の開講予定

2009-09-15 12:59:09 | Netlearning,Inc.
この秋に、ぞくぞく新コースが開講されます。以下、その一部を、ネットラーニングのメールマガジンから引用します。


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 2009年9月24日開講予定
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■行動基準シリーズ
・ 【アセスメント+ラーニング】個人情報保護の継続学習
 ・ 【アセスメント+ラーニング】情報セキュリティの継続学習

 JIS Q 15001:2006 に対応したコースです。アセスメントなしのコースもご用意
 しております。全社員の継続学習にお役立てください。

■資格試験対策シリーズ
 ・ファイナンシャル・プランナー3級 合格総合対策コース
 ・証券外務員2種 合格総合対策コース
 ・証券外務員1種 合格総合対策コース

 法の改訂に対応し、用語の変更、内容の追加・削除・変更、テスト問題の
 追加、差し替えを行いました。
 なお、同日をもって直前対策テストコースの取り扱いを停止いたします。

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 2009年10月開講予定
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■情報技術シリーズ
 ・PMI(R)公式認定 チームが活性化するコミュニケーション (10 PDU 取得)

 すでにマネジメントスキルシリーズで販売中のコースですが、PMI(R)の公式
 認定を受け、10PDU取得バージョンとしても登場します。
 PMP資格をめざす方、資格継続を希望される方はぜひご検討ください。

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 2009年11月開講予定
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■マネジメントスキルシリーズ
 ・目標を達成させるリーダーシップ
  
 管理職およびその候補となる方を対象にしたコースです。組織や部下の
 状況によって適合力の高いリーダーシップを身につけるに主眼をおき、
 チーム全体の目標達成に向けた行動の管理手法について学びます。

■ビジネススキルシリーズ
 ・簿記3級資格試験対策(仮称)
 ・金融の基礎知識

 簿記3級取得をめざす資格試験対策コース、および金融の基礎を学べる
 コースです。内定者研修などにお役立てください。


 *上述のコースは開講時にコース名などが変更になる可能性がございます。
 *開講前にモニター受講を募集する予定です。追ってメールマガジンにて
   ご案内しますので奮ってご応募ください。



事務所移転します

2009-09-14 19:18:45 | Netlearning,Inc.
ネットラーニング・グループは、来年1月に事務所を移転します。

現在の新宿西口地域はかわりませんが、さらに新宿駅に近くなり、いっそう便利でわかりやすいビルです。

スペースは、現在の倍ほどになります。現在は、これ以上は入れないというほど多数の社員が密集して仕事をしています。

広い事務所でかなり生産性をあげることができる職場環境になります。他の事務所に分散しているチームもまとまることができます。


社員1人あたりの研修費

2009-09-14 12:45:07 | 企業研修
きょうの日経産業新聞に社員1人あたりの研修費ランキングが掲載されています。

1位は、キヤノンマーケティングジャパンの39.8万円
2位は、パナソニックの39.2万円
3位、伊藤忠商事の34.3万円

以下、森精機製作所、コマツ、住友商事、日清製粉グループ本社、伊藤忠テクノソユーションズ、武田薬品工業、日立製作所とつづいています。

ほとんどは、ネットラーニングのeラーニングも活用いただいています。

IBMは、1人あたり30万円の研修費をつかい、米国を代表する研修に力を入れている企業といわれていますが、日本企業も戦略的に研修に力をいれている企業がふえてきました。




量子力学と相対性理論

2009-09-13 21:16:53 | 読書/新聞/映画など
宇宙も極小の世界も、奇妙で不思議な世界が広がっています。なぜ、奇妙に見えるのか、それは、時間について明確な概念が成立していないからではないだろうかと最近考えています。

量子の世界では、電子がどこに存在しているかは、確率で示すことしかできません。「観測者によって「ここに電子がある」とわかったとたんに、電子はその場所に粒子の姿をとってあらわれる」(P43)

量子力学には、現在、3つの有力な解釈があります。コペンハーゲン解釈、多世界解釈、ボーム解釈です。

コペンハーゲン解釈では、観察者の存在が前提になります。人が見ている状態と見ていない状態です。電子が存在する場所は、「見ることで決定」します。

多世界解釈では、「測定器がAという状態を示しているのを見ている観測者がいる世界」と「測定器がBという状態を示しているのを見ている観測者がいる世界」とが重なり合っているという解釈になります。

ボーム解釈は、すべてを古典力学で解釈しようとするもので、「一見確率的に見える結果をきちんと説明づける隠れた変数が存在する」と考えます。

最近は多世界解釈がふえているそうです。しかし、どれも整合性がある説明にみえません。

質量もエネルギーも空間のひとつのありかたであり、時間と空間が同一のものであるとすれば、時間というものを徹底的に解明すれば、「測定器」の問題も解決するように思われます。もちろん素人考えですが。

たとえば、観測者が光の速度で移動しているなら時間はゼロになり、それを見てる観測者と違う時間が同時にながれています。ブラックホールの周辺と外でもちがう時間が流れている。

ところで、最近、時間は宇宙の膨張そのものではないかと考え始めています。空間の膨張が時間の経過ではないか。

130億光年先の星の光を観測できようになりました。いずれ、137億年前のビッグバン直後の宇宙を観測できるようになるかもしれない。130億光年先の星は、130億光年先にある。しかし、その光が出発した130億年前にそこにあったわけではありません。宇宙の膨張によりいまはそんなに遠いところにありますが、光が出発した時にはもっとはるかにすぐそこにあった。その近い距離を130億年をかけてやってきた。そして、いまは130億光年先にある。

いま、宇宙の膨張は加速しているという。これは何を意味するのだろうか。アインシュタインは、宇宙は膨張も縮小もするという。縮小すれば、時間は逆行するのだろうか。

空間のゆがみのなかで、時間はさまざまに進んでいる。空間の位置とうける力によってちがう時間が流れている。

時間も立体的なのかもしれない。空間において、二つの物体が同時に同じ位置をしめることができない。ただ、この「同時に」がくせものかもしれない。電子が「同時に」多くの位置を占めるのも、この「同時」がくせものだからだろうと思う。しかし、それはいわゆる多世界とは違うとおもわれます。

「思想としての科学」。思想の世界でもある。

時間と空間の関係式がつくれるような気もします。その前にいくつか確かめたいことがあります。

ところで、最近は量子力学とともに、量子情報科学にも関心があります。

佐藤文隆・井元信之・尾関章著『量子の新時代』(朝日新聞出版、2009年7月30日、780円+税)








1Q84か1984か

2009-09-13 20:31:54 | 読書/新聞/映画など
村上春樹の最新長編小説『1Q84』(新潮社)が大ベストセラーになっています。

1984を先に読むべきか、1Q84を先に読むべきか。

ジョージ・オウエルの『1984年』は、学生のころ読みました。しかし、最後まで読みとおしたかどうか。たしかな記憶がありません。

やはり、1984を先に読むことにしました。
ジョージ・オウエル著『1984年 新訳版』(2009年7月25日、早川書房、860円+税)
第二次世界大戦直後にイギリスで書かれた未来小説です。スターリン主義批判であると同時に、資本主義の未来にも警告を発しています。
「左派の左派」あるいは「反体制的左派」とよばれたオウエルは、共産党の「社会主義」や労働党の「社会主義」を左翼の立場から強く批判していました。

ジョージ・オウエルの『カタロニア賛歌』は、スペイン市民戦争の義勇軍に参加して書かれ、日本の若者にもよく読まれていました。残念ながら、いまは絶版であり、古本で4000円以上もしています。

村上春樹の『1Q84』をこれから読むところです。


若手中堅幹部合宿

2009-09-11 12:45:15 | Netlearning,Inc.
若手中堅幹部社員の合宿研修にきています。

7月の役員研修学習、8月の幹部研修合宿につづいて3回目です。10月には、さらに別のグループの若手中堅幹部研修合宿を予定しています。

今年から、いままで以上に社員研修に力をいれています。基本理念の研修は全社規模で、スキル研修は部署ごとに実施しています。

写真は、ホテルの会議室での研修風景。