eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

地球外へのメッセージ

2009-09-06 21:35:41 | 読書/新聞/映画など
1972年と73年に、2機の惑星探査機が打ち上げられた。パイオニア10号と11号である。

10号は木星の約13万キロまで接近し、1983年に海王星の軌道を横断して、2003年1月22日に通信が途絶えた。現在、地球から約93天文単位にあり、おうし座の主星アルデバランめざして200万年という長いたびの最中にあるという。

また、1977年に打ち上げられたボイジャー1号は、現在太陽から100天文単位以上の距離にあり、地球からもっとも遠い探査機である。

1974年には、ヘラクレス座にある2万5000光年かなたの球状星団M13にむけて、電波メッセージが送られた。2万5000年後に、かなたの生命体がメッセージを受け取るのだろうか。

惑星のなかで生命が存在できる領域をハビタブルゾーンという。宇宙で計算すると200から2000という惑星にその可能性があることになるらしい。すでに滅亡した文明も多数あるともみられている。

われわれの地球で、知的生命体が誕生するまでにおよそ40億年が必要だった。太陽が約50億年後に中心部の水素を使いはたして赤色矮星になったとき、地球は灼熱の惑星となる。地球が知的生命体を生み出したのと同じくらいの時間しかのこされていないことを考えると、意外に短いかもしれない。

二間瀬敏史『宇宙の果てを探る』洋泉社、2009年3月21日、1000円+税

この本は、ずっと持ち歩いて何度も読み返しました。ところで、ガリレオがでこぼこの月の表面をながめ、木星の惑星をみつけたのは、口径4.2センチ倍率9倍という小さな望遠鏡でした。少し余裕がでたら、小さな望遠鏡を手に入れて、ときに夜空をながめてみたいと、八丈島のきらめく星をみながら思います。