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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

土曜日暴風雨?

2009-04-23 21:43:12 | 島の生活
週間予報をみていると、刻々週末の予報が変化します。

いよいよ明後日になった土曜日の八丈島の天気予報は、きょう、突然「暴風雨」になりました。きのうまでは、曇り時々雨くらいだったのですが。

まだ、天気図からは読み取れません。低気圧や前線が近くにあるわけではない。

今週末は帰れないのかもしれません。船もたぶんだめでしょう。




大内力先生が亡くなられた

2009-04-22 21:37:39 | 読書/新聞/映画など
4月18日、東大名誉教授の大内力先生が亡くなられた。もう90歳になられていた。

大内先生に日本経済論を教えていただいた。

貴重な教えをいただいたとともに、大内先生の国家独占資本主義論には、納得いかない点もあった。29年世界恐慌の後、資本主義はケインズ的な政策によって延命をはかってきた。そこにおいて、現在の恐慌的な局面とおなじように、国家の経済への介入がきわだった。大内先生は、それを、資本主義のあらたな段階ととらえ、理論化された。

当時、略して「国独資」という言葉がよく使われた。しかし、結果的に見ても、資本主義のあらたな段階という定義はあたらなかった。

先生の日本経済論は、対米従属論を否定し、自立した日本経済を分析しようとするものだった。それは、正しい観点だった。そして、戦後の高度成長を、日本資本主義の「戦後性」と「後進性」から説明された。それでは、「戦後性」と「後進性」をこえたあとの日本資本主義の分析ができない。さらに、いわば日本資本主義を真空のなかにおいて、資本主義の世界的な経済編成のなかで分析する視野に欠けていた。

当時、鈴木鴻一郎東大教授の世界資本主義論は国民経済の意味を見落とし、大内力東大教授は、一国単位の国民経済にこだわり、国を単位とする世界経済編成を無視するところがあった。

そういえば、1965年ごろ、大内先生の日本経済論のご講演で、「戦後性」と「後進性」による日本資本主義分析の方法論を批判しご質問したことがあった。300名ほどの聴衆がいたと思う。わたしにとっては、満足できるお答えをいただけなかった。

宇野弘蔵、大塚久雄、大内力、鈴木鴻一郎、隅谷三喜男、遠藤湘吉、武田隆夫、玉野井芳郎などの先生から、夢中になって経済学を学んだ。すばらしい恩師たちです。

*大内力先生の本を再読するために、さっそく注文しました。



WLBと社会人教育

2009-04-22 14:05:23 | eラーニング市場
昨日の日経新聞25面の記事(日本総合研究所)で、日本でもワークライフバランス(仕事と生活の調和)が浸透すれば、「欧米諸国に比べて水準が低い日本の個人向けサービス支出の国内総生産(GDP)比を押し上げると予想される。」と指摘されています。

そして、「成長が期待される分野として、まず社会人教育が挙げられる」という。

日本では、まだ「大人向けの教育支出が少ない。」現状である一方、「産業の知識集約化が進み、社会人になってからも学ぶ意欲は高まっている。」のである。

「しかし、仕事が忙しく学ぶ時間を捻出できない社会人は多い。」

ワークライフバランスで学ぶ時間の余裕が多少うまれるとしても、その時間をもっとも有効に使うには、まさにeラーニングこそ役立つであろう。

ちなみに、もうひとつ成長が期待されている分野は、育児と関係する保育サービスです。




経営者の不安

2009-04-21 15:14:44 | Netlearning,Inc.
世界的な金融危機、恐慌のなかで、どこまで事態が悪化するのか状況が見極められるまで、経営者は大きな不安につつまれます。

わが社も、昨年来の経済状況のなかで、不測の事態にそなえて、守りの姿勢を徹底的に強めてきました。

しかし、結果的に、この3月の2008年度決算では、売上・経常利益ともに計画を超過達成する業績をあげて、自信を強めつつあります。

まちがいなく、わが社も不況の影響を受けています。また、その不況期に対応して適切に対策がとれているかといえば、おくれを取っているのも事実です。

けれども、一方で、eラーニングの力強い波が大きくせりあがってきている実感があります。巨大なうねりです。

わが社はいま、2009年度に向けて、チャレンジする自信と成功の確信を強めています。ここにきて方針を転換し、新しいコースを積極的に開講し、新しいプラットフォームのサービスを積極的に提供していきます。不況期は、新しいことをはじめる時期です。

現在の大不況の底はまだ見えません。一段と大きく崩落することもありえます。慎重さをくずさず、自信をもって、目標に立ち向かいたい。


パーソネル総研のホームページ、オープン

2009-04-20 19:23:41 | 人事組織コンサルティング
ネットラーニング・グループのパーソネル総研のホームページが、本日オープンしました。

以下、<サービスのご案内>からの引用です。
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パーソネル総研は、'人'にフォーカスした企業戦略コンサルティングを提供します。
新規参入、成長局面、組織改革など、あらゆる企業ステージにおいて経営マネジメントに必要な支援を行っています。

特に組織や事業への影響力が大きい経営幹部やマネジメントを支援することで、クライアントがより速いスピードでビジネスの成功を勝ち取り、企業目標を実現できるように最善を尽くします。
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正式名称は、株式会社パーソネル総研(PERSONNEL Consulting, Inc.)です。

ぜひ、ご覧ください。

ITパスポート

2009-04-20 12:01:18 | 企業研修
以下、社内のITパスポート受験者のために社内で流れたメールをそのまま掲載しています。

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昨日4月19日、新制度に移行してから初めての情報処理技術者試験が実施されました。

今試験は、2008年度に改訂されたITスキル標準V8に沿って再構成され、国際競争力を強化するため、今後、国がめざす高度IT人材を育成するという方針のもとに、変更されています。

その方針にそって、基礎を問う午前問題では、従来のテクノロジー系に加え、マネジメント系・ストラテジー系のあわせて3系統の問題が準備され、とくに後者2系統が重視されるようになった結果、より広い範囲からの出題となっています。
また、ITパスポート・基本情報・応用情報ではどの分野からの出題かがわかるように、試験問題の中に3系統が明記されるようになっています。

ITパスポートについては、今期より実施される試験ということでとくに注目が高まり、受験者は46,845人と、前回の初級シスアドの応募者数50,056人に迫る勢いとなりました。
(※今回まで実施される初級シスアドにも27,823人の応募がありました。)
会場をみた限りでは、就職活動を控えた学生が多かったように見受けられます。

難易度については、出題が広くなったためやや難ととらえる向きもありますが、全般的には過去問題やサンプル問題からの出題が多く、傾向や出題配分はほぼ予想どおりで、対策をしていた受験者には取り組みやすかったのではないかと考えます。

なお、ITパスポートの正答分析速報については本日夕方HPに掲載する予定です。

eラーニングの統合された多様化

2009-04-20 08:54:49 | eLearning
いよいよ、eラーニングの多様化が本格的にはじまっています。

顧客企業からの多様化の要求は強い。

それにこたえるために、さらに多様な企業がeラーニングに参入してくるでしょう。個別、専門的に多様なeラーニングにそれぞれ対応することになります。

一方、ごく限られたeラーニング会社だけが、多様化に多様に対応できるでしょう。多様化がばらばらに展開するのではなく、統合されて多様化していくことが大切であることは、いうまでもありません。

多様化の時代に、統合された多様化がキーワードとなります。

たとえば、モバイルやライブのレクチャータイプなどが大きく普及する時に、これまでのLMSにより、それらすべてが統合して運用されることも、今後重要なことのひとつです。