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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

勝率99%のむずかしさ

2007-03-04 11:16:12 | eラーニングビジネス
勝率100%と勝率99%と、どちらが達成がむずかしいのか。

それは、100%に決まっている。

と、単純にはいえない。

勝率100%は、5勝0敗でも、10勝0敗でも達成できる。30勝0敗かもしれない。

では、勝率99%は?

これが、意外と大変なのだ。9勝1敗でも90%、29勝1敗でもだめ。89勝1敗でも99%にならない。

勝率99%を達成するためには、まず、最低100回以上戦わなければならない。200回以上になるまでは、1敗しかできない。

しかし、勝率100%は、たった5回戦っても5勝0敗で達成できる。

勝率99%がもつ困難さは、よく考えれば当然のことだ。しかし、一般的な考えにとどめれば、99より100のほうが難しいに決まっている。

勝率に戦う回数が影響する。

ビジネスにおいて、たとえば勝率における戦う回数などの影響といったより実践的な視点をぬきにした議論が多すぎる。


イーラーニングコンソーシアム

2007-03-02 16:31:48 | イーラーニングコンソーシアム
イーラーニングコンソーシアムの来年度会費の請求が送られてきました。

会費20万円は、各社にとって、はいそうですかと簡単にだせる金額ではないだけに、頭をかかえているところも多いかもしれません。はたして、20万円に値する活動があるのだろうかと。

イーラーニングコンソーシアムは、NPO法人であり、したがって業界団体ではありません。しかし、ほかに業界団体があるわけではないので、業界においても重要な役割をはたしてきました。これも、小松会長のたぐいまれなる指導力によるものです。

理事や執行役員、各委員会の方々のボランティアによる活動も頭がさがります。大変なエネルギーをかけて活動が維持されています。

ただ、現状は、活動におおきなかげりがでています。数年前からその傾向が強まっていますが、たとえば、月例会の参加者が激減しています。以前には、50名も60名も参加して盛会だったのですが、たとえば、2月の例会は10名に満たないほどです。会員数の傾向的減少に歯止めがかかっている兆しも感じません。

わたしは、NPO法人のイーラーニングコンソーシアムがユーザー中心に運営され、積極的な役割をはたすことに期待をしています。

そのためには、eラーニング事業者のみが正会員になる規約をかえるべきでしょう。現在は、ユーザー企業は準会員にしかなれないのです。NPOではありえないこんな不自然な規約が存在するのは、おそらくは、業界団体的な発想がのこっているためです。

さらに、会費をもっと大胆に下げるべきです。あるいは、規模に応じた会費などの工夫をすべきでしょう。それにより、会員数を大幅に拡大する。

この難関を突破する指導力は、小松会長以外にありえません。これは、だれもが感じていることです。

万が一にも、この状況で会長の交代があるなら、展望がまったくでてきません。小松会長のご苦労は多いと思いますが、ぜひよろしくお願いします。


もし事業をやりなおしたら

2007-03-01 12:59:24 | Netlearning,Inc.
もし、2000年にもどって事業をやり直したとしたら、どうしますか?

そんな質問をききながら、考えました。

結論をいえば、まったく同じようにもう一度おこなうと思う。現在からふりかえって、基本的にたどる道は間違っていなかった。

スピードの問題を除けば、eラーニング市場の状況やわが社のビジネスの組み立ては、当初予想したとおりです。