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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

学びからの逃走

2007-03-21 22:03:35 | 読書/新聞/映画など
「学びからの逃走」

最近、佐藤学さんの教育論の本を読む機会が多いのですが、佐藤学ぶさんの指摘です。

ところで、内田樹さんの「下流志向」講談社、2007年1月30日刊、1,400円+税 は、いっせいに学びから逃走し下流志向をめざす子どもたちの思想の変化とその背景、本質をさぐろうとしています。労働からの逃走も。

「学習と労働について、これまでとは違う考え方をする新しいタイプの日本人、新しい世代集団が今生まれつつある。」

それは、「どのような歴史的文脈から生みだされてきた現象なのか。」
「この危機にどう対処すべきか。」

なぜ、こどもたちは勉強を嫌悪するようになったのか。

家庭内労働が消滅し、消費者となった子どもたち。「教育サービスの買い手」となった子どもたちという仮説です。

考えさせられる指摘も多い。やや乱暴なところもあるが。

内田さんが平川さんの友人だとは、この本で知りました。




氷の少女

2007-03-21 21:44:01 | 読書/新聞/映画など
「氷の少女」の前に「アイスマン」について少しふれたい。かれは、5000年前の男。

10年あまり前に読んだ本は、衝撃的でした。

アルプスの山頂近くで、遭難者の遺体が発見された。2,30年前の遭難者と思われた。国境に近く、どの国も面倒をさけるために自分の領土内ではないと主張した。しかし、思わぬ展開を見せる。

革ジャンパーに編み上げ靴、網目のポシェットをもつ彼は、弓と矢を持っていたのだ。そして、その冷凍された遺体が、5000年前の男であることが判明する!5000年前の冷凍遺体。おどろくべき発見です。

こんどは、各国が自分の領土内だととりあいをはじめた・・・・

さて、最近出版されたのが、
「インカに眠る 氷の少女」二見書房、2007年2月25日刊、2,200円+税

インカ族が神とあがめた6,000メートル級の山々の山頂近くから、いけにえとしてささげられた少女などの冷凍ミイラが、つぎつぎに発見されたのだ。

そして世界にアンパト山の「氷の少女」として知られるようになる。

その発見者の学者が書いた本です。発見にいたる苦闘とわくわくするような発見の内容です。



ニーチェといえば

2007-03-21 21:20:35 | 読書/新聞/映画など
「ニーチェといえば」というタイトルで昨日書き始めたブログを、まちがって消去してしまいました。つづいて、「ヘーゲルといえば」を書く予定でした。

消してしまったのも何かの縁、というわけで復元はしないことにしました。

1冊の本を、ながい間いつもポケットにいれて歩くことがありますが、もっともながく持ち歩いたのが、ニーチェとヘーゲルの本です。どちらも文庫で、1年以上同じ本をもっていたと思います。

ニーチェは、高校生のときに、夢中になっている友人がいた影響です。ヘーゲルを持ち歩いたのは、大学院をでたあとだと思う。

この2人の思想家から、それなりの影響をうけていると思います。

新鮮な気持ちでヘーゲルを考えることができたのは、大学1年生のときの若き城塚登先生のすばらしい授業でした。