今後もっとも大切な資源は水であることは、世界の共通の認識になっています。
その背景には、世界中でおきている深刻な水不足の危機があります。米国の穀倉地帯がたよりにする地下水も限界がかなりちかい。中国の水不足は危機的です。中東でも、インドやバングラデシュなどの水問題も深刻です。イギリスなども例外ではありません。
水は、食糧生産に直結しています。いま、食糧の半分以上を海外から輸入している日本は、その食糧生産に必要な水も輸入している水輸入大国ですが、将来は、それも困難になるのはあきらかです。
もし食料自給を考えるなら、日本は、豊かな水を持っているとは言い切れません。
現在の世界の戦争の多くは石油の争奪と関連があるともいわれます。一方、今後の戦争は水をめぐっておこなわれると指摘されています。
水をおろそかにするなら、将来に取り返しがつかない禍根をのこすのはまちがいありません。子孫のひとびとに、なんとおろかな人達だったといわれないためには、水を大切にすることが必要です。
八丈島は、いまは、水がゆたかです。これを大切にしなければならない。愚か者になってはいけない。