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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

Stuxnet、きわめて危険なワーム

2010-09-25 20:17:54 | Internet and mobile

 -- A piece of highly sophisticated malicious software that has infected an unknown number of power plants, pipelines and factories over the past year is the first program designed to cause serious damage in the physical world, security experts are warning.

Stuxnetと呼ばれるワームが、ウインドウズの未確認のセキュリティホールをついて広がっている。今回のワームは、バブルやブレーキなど物理的な装置を制御するところに特徴があります。

過去1年間に発電所やパイプライン、工場などにどのくらい感染しているかわからない。このワームは一定の条件のときまでひそみ、活動を開始する。物理的世界に深刻な打撃をあたえうる初めてのソウトウエアだという。最初のサイバー兵器ともいわれています。

CNNが伝えています。

影響の全貌がまったくわかりませんが、どうもイランの原子力発電所をターゲットにしているらしい。犯人は、各分野の高度の技術をもった10人程度の専門家が豊富な資金をつかって半年くらいで開発したものとみられています。

 


未来を読む

2010-09-25 12:28:44 | 読書/新聞/映画など
未来を予測し、新しいビジネスを創出する。

20世紀のはじめ、飛行機の発明はどのように予測されていたのでしょうか。面白いエピソードがあります。「実際に空を飛ぶ機械が、数学者と機械工の協力と不断の努力によって発明されるまでには、百万年から十万年かかるだろう」という記事をニューヨークタイムスが掲載したのは、1903年10月9日でした。

まさにその日、ライト兄弟が人類最初の飛行機をくみたてはじめています。そしてその数週間ごに初飛行に成功しました。

たぶん、これは象徴的であっても例外ではないのでしょう。社会の主流は、あたらしい時代の認識がおくれる。とくに、これまでまったくなかったものについては。

2000年を迎えるとき、新聞は、1900年当時の100年後の予測をとりあげ、どれだけ当たったかを検証する特集をしていました。それをみると、すでに存在するものがどの程度改良されているのかの予測は、おおむねはずれてはいません。一方、当時まったく存在しなかったものの予測は、まったくできていない。

じつは、つぎの時代を劇的にかえるものが、あまり注目されずに確実にひろがっています。ほとんどあらゆる学問の分野でも、この数十年、あるいはこの十年に歴史的な変化がおきています。ITやネットにつづくロボット産業など、あたらしい巨大な産業が誕生しはじめています。

ドラッカーは、未来社会をしっかりみとおすことができる人はすくないと言っています。そして、その未来社会がすでにはじまっていることを知っている人はもっと少ないと。

これからの半世紀、人類にとって最大の課題は、教育であり学習です。いま、ネットにより、教育革命・学習革命がしっかりはじまっています。とりわけ、新興国、まずしい人たちに、この教育学習革命がもつ意味は、はかりしれません。
それが人類の歴史にどれほど必要なものであり、どれほど大きな影響をあたえるものであるか、まだ社会の主流には認識されていません。

Learn for the Future !