eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

LMS会社のLMS

2010-09-06 20:58:24 | SaaS+型LMS
イントラネット型LMS(ラーニングマネージメントシステム)の終焉にともない、LMSの置き換えが大規模にすすんでいます。

かつてなく、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)型LMSへ関心がたかまっています。

ところで、LMSは、大半がLMS会社が販売しています。あたりまえのようですが、SaaS型の場合、かならずしもそれがいいとは言えません。

かつて、2005年ごろまで、つかわれないeラーニングとよぶべき時期がありました。導入したもののつかわれない。ほとんど受講されなかったのです。その時期に、ネットラーニングは、使われるeラーニングを提供し、修了率90%という圧倒的な実績をのこして急成長してきました。

いま、LMS会社には、一目散に使われない機能をならべてすぐれたLMSとばかりに売ろうとしているところが目立ちます。LMS専門会社は、機能ばかりならべたてて、すぐれていると考えているのです。

真にすぐれたLMSは、大規模な多様なコース運用があり、巨大な受講生の実績のなかで、日々改良を続けてきたものです。LMSは、日々改良されるものです。多様なコースウエアの制作のなかでオーサリングが強化され、何百万人もの受講生の声や数千の企業担当者の声で学習プロセスや管理機能の改良を続けてきたものです。

ユーザの声で改良を積み重ねてきたLMSの機能こそ、つかわれる機能です。つかわれないLMSをもちいて、歴史を繰り返してはいけないと思います。