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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

デジタル・ネイティブと教育

2009-07-29 13:36:55 | 読書/新聞/映画など
生まれながらにデジタル社会を経験しているデジタル・ネイティブは、31歳にまでなり、社会に影響を与え始めています。

ドン・タプスコット著『デジタル・ネイティブが世界を変える』(翔泳社、2009年5月13日、2400円+税)

その中で、第5章は、「教育を再考する」というテーマになっています。いくつか文章を引用します。

「今日において支配的な教育のモデルは、過去の工業時代向けに設計されたものだ」「多くの学生がこのような教育システムを拒絶しているのは、驚くにあたらない。」(181ページ)
「教育システムは教師でなく、学生にフォーカスすべきだ」「学生のコラボレーションを奨励すべきだ」(182ページ)

「わたしたちは、生涯教育の時代に突入している」(188ページ)「社員はキャリアを次の段階に進めていくたびに自己の知識ベースを再構築していかなければならない」「考え、学び、新しいことを発見する能力が重要になってくる」(189)

「教師がすべての学生に対して同じ講義をおこなうという旧来のシステムを捨てる必要がある」「教育のスタイルを個々の学生のスタイルにあわせてカスタマイズしなければならない」(193)

「古い教育システムは画一的で一方通行の放送型学習だった。これは、労働者が命じられたことだけをやっていればよかった工業時代に向けて設計された方式だ」(194)

「学校は学ぶための場であって教えるための場ではない」(199)

「個人で学ぶモデルは未知の領域だ}(204)

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