eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

台風2号、八丈島直撃

2008-05-12 22:58:02 | 島の生活
台風2号は、八丈島を直撃しそうです。午後10時の平均風速は20メートルをこえています。浪は、9メートルの予報も。

東京都心では、台風をまったく感じていません。少し寒いけれど、雨も風もなく。

今年の八丈島は、春先から嵐が続き、荒れ模様です、

eラーニングと正規分布

2008-05-12 09:41:05 | eLearning
社員と話しているときに、こんな話がでました。

教育関係者にとっては、修了率90%前後というのは、驚異的な数字であると。とくに、ネットラーニングのような巨大な受講生数での実現は。

さらに、集合研修ではけっして実現できない数字でもあるということでした。

たしかに、集合研修では、受講生の理解度や学習度は、グラフにすれば、正規分布になるでしょう。その集団に、集合研修としてどのように働きかけても、全体への働きかけである以上、このグラフの形をかえることはできません。しかし、理解度が低い受講生などに個別的に働きかければ、このグラフのカーブをかえることができます。

eラーニングでは、この個別の働きかけが重要です。それによって、全員修了させ、また、理解度のカーブを上位にはりついた直線にしてしまうことも可能です。
ここにも、eラーニングの新しい教育としての特長が明確です。

しかし、コースだけ用意して、自由に学習してくださいというeラーニングであれば、結果は集合研修と同じ正規分布になってしまうでしょう。個別学習としてのeラーニングの特長をいかすことができません。

以下余談ですが、塾などの先生に話をうかがいますと、教室の教育が正規分布でなくなってきた状況があります。つまり、できる生徒とできない生徒に二極化して、ふたつの山があり真ん中の山がないのだと。そうすると、授業のすすめかたがむずかしい。真ん中の大きな山をターゲットにして、下から3分の1くらいの成績の生徒の理解度と理解の速度を前提に授業をすすめることができないということです。授業をすすめる的確な方法がみつからない。

このような二極化に対応するには、もはや、eラーニングのような方法しかないかもしれません。

現在教育を受けている生徒たちが大人になってくるとすれば、企業においても、一般社員のこのような二極化はさけられないでしょう。