小学館の「古典をよむ」シリーズの最新刊は、万葉集です。
「万葉集」は、万葉仮名で書かれていることはだれでも知っています。
しかし、われわれは、仮名で読んでいます。
今回、はじめて、万葉仮名は、漢字からたんに音を借りているているのではなく、漢字の意味もうまく組みあわせていることを知りました。
たとえば、万葉集の巻頭をかざる雄略天皇の歌ーーー「籠(こ)もよ み籠もち ふくしもよ みぶくしもち この岡に 菜摘ます児・・・」
若菜をつむ乙女に「名をつげよ、いや、すべてをおさめるわたしがなのろう・・・」という歌に使われている文字は、母・夫からはじまる家族の文字、児にまつわる文字、家・戸から国へと広がり、津・山など領土があり、人民の姿があるという。
国家のすべてをのべ、ことばで治める「新天皇制国家設立の高らかな宣言書なのである」という。巻頭をかざるのにふさわしい歌です。
しかし・・・・この小学館の「万葉集」には、はじめにこんな面白い解説がかかれているにもかかわらず、本文にはいると、万葉仮名が記載されていない!?
「万葉集」は、万葉仮名で書かれていることはだれでも知っています。
しかし、われわれは、仮名で読んでいます。
今回、はじめて、万葉仮名は、漢字からたんに音を借りているているのではなく、漢字の意味もうまく組みあわせていることを知りました。
たとえば、万葉集の巻頭をかざる雄略天皇の歌ーーー「籠(こ)もよ み籠もち ふくしもよ みぶくしもち この岡に 菜摘ます児・・・」
若菜をつむ乙女に「名をつげよ、いや、すべてをおさめるわたしがなのろう・・・」という歌に使われている文字は、母・夫からはじまる家族の文字、児にまつわる文字、家・戸から国へと広がり、津・山など領土があり、人民の姿があるという。
国家のすべてをのべ、ことばで治める「新天皇制国家設立の高らかな宣言書なのである」という。巻頭をかざるのにふさわしい歌です。
しかし・・・・この小学館の「万葉集」には、はじめにこんな面白い解説がかかれているにもかかわらず、本文にはいると、万葉仮名が記載されていない!?