20才で国際ピアノコンクールで優勝した辻井伸行さん。話を聞いて
いますと、明るくて、謙虚で、好青年です。
音楽は、基本は音ひとつ、ひとつをひろっていくものだけど、感性の
もの。楽器を弾いているときも、このレベルになると、目でもって音を
追って弾くなんてことはしない。
もう感性に導かれるように、手が勝手に旋律を追う。そんなもんだと
思います。
そういうことでは、ピアニストが(練習のハンディを克服して、ピア
ノを弾くことに限っては)全盲であることは、利点かとも思う。研ぎ澄
まされた内面の「感性」はすごい。ピュアな表現力、集中力の世界。
生活、成長にかかわる人生では、大変なハンディがあったはずで
す。周りの当然の努力、協力、そしてそれに裏打ちされた自助努力、
気力が見事に20才の青年を明るい、謙虚な人間に成長させたので
しょう。
人生のスタートを克服した「人間力」がすばらしい。明るくて、謙虚。
先日、テレビ番組で今回のコンテスト優勝後のドイツでのピアノコン
サートの模様が紹介された。まだまだ、本場ドイツではニューフェイス
並の待遇の辻井さんのコンサート。
緊張でしょうか。なかなか、ピアノを弾き始めない辻井さん。白いハ
ンカチを取りだして、ゆっくりピアノの鍵盤を拭きなぞっては、あわて
なさんな、という、大人と、やる意気いっぱいの青年の両方の雰囲気
が混在して伝わってくる。
本人は、さらに「器の大きな人間」を目指すという。これからの長い
音楽人生、大きな器が楽しみです。
自分に課せられた人生を克服した「人間力」がすばらしい。
いますと、明るくて、謙虚で、好青年です。
音楽は、基本は音ひとつ、ひとつをひろっていくものだけど、感性の
もの。楽器を弾いているときも、このレベルになると、目でもって音を
追って弾くなんてことはしない。
もう感性に導かれるように、手が勝手に旋律を追う。そんなもんだと
思います。
そういうことでは、ピアニストが(練習のハンディを克服して、ピア
ノを弾くことに限っては)全盲であることは、利点かとも思う。研ぎ澄
まされた内面の「感性」はすごい。ピュアな表現力、集中力の世界。
生活、成長にかかわる人生では、大変なハンディがあったはずで
す。周りの当然の努力、協力、そしてそれに裏打ちされた自助努力、
気力が見事に20才の青年を明るい、謙虚な人間に成長させたので
しょう。
人生のスタートを克服した「人間力」がすばらしい。明るくて、謙虚。
先日、テレビ番組で今回のコンテスト優勝後のドイツでのピアノコン
サートの模様が紹介された。まだまだ、本場ドイツではニューフェイス
並の待遇の辻井さんのコンサート。
緊張でしょうか。なかなか、ピアノを弾き始めない辻井さん。白いハ
ンカチを取りだして、ゆっくりピアノの鍵盤を拭きなぞっては、あわて
なさんな、という、大人と、やる意気いっぱいの青年の両方の雰囲気
が混在して伝わってくる。
本人は、さらに「器の大きな人間」を目指すという。これからの長い
音楽人生、大きな器が楽しみです。
自分に課せられた人生を克服した「人間力」がすばらしい。