(1)戦国武将も「祭り」、「仮装」が好きだった話が出ていて、それと関連があるのかわからないが政治も「政」(まつりごと)といわれてどの御輿(みこし)をかつぐのか、かつがないのか、昔も今もそここは変わらない「政」治だ。御輿の「輿」の中に「車」があり、祭りの山車(だし)につながっている。
(2)そんな話はいいとして、10月31日はハロウイーンでそもそもは西洋の死者を祭る古代ケルト文化が起源(origin)といわれて、現在では米国社会でも仮装、コスプレで楽しむ文化が日本にも伝わってこちらは若者がコスプレを楽しみ、飲んで騒いで繁華街にくりだして、一部が暴徒化して店を壊したり路上はゴミの山で若者が集中する渋谷、新宿では路上飲酒を禁止する条例ができて若者は市街地から締め出される始末だ。
(3)米国や韓国社会でもハロウイーン事件、惨事が起きている。若者文化なので若者が主体となって安全で誰でも自由を共有する、楽しむコミュニティをつくることができないのか、やり方はあるようには思う。
(4)ずいぶん以前になるが、バンド・チューリップが名古屋城コンサートを企画した時に、国宝名古屋城を管理する市側から当時若者が多数集まり熱狂するロックコンサートというイメージがあり許可が下りずに、主催する当時の東海ラジオ塩瀬ディレクターあたりが尽力してかなんとか開催にこぎつけた。
(5)コンサートも無事終わり、観客が帰ろうとした時に、そのオーディエンスの若者たちがそれぞれに城内のコンサート会場のゴミ集めを始めて会場内をきれいにしたことが話題になった。
それを契機にその後名古屋城はコンサートの開催が認められて、イベントなどでコンサートが開催されて今日に至っている。
(6)バンド・チューリップと主催メディア、オーディエンスの若者のトリニティ(三位一体)がコミュニティとなって「文化」をつくりあげた結果だ。
時代は変わって、若者も文化も変わってきているが、戦国武将が祭り、仮装が好きだったようにいつも人間の思いは変わらない。