いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

戦国武将と若者。 a military commander of the age of wars & the youth

2024-10-31 20:55:05 | 日記
 (1)戦国武将も「祭り」、「仮装」が好きだった話が出ていて、それと関連があるのかわからないが政治も「政」(まつりごと)といわれてどの御輿(みこし)をかつぐのか、かつがないのか、昔も今もそここは変わらない「政」治だ。御輿の「輿」の中に「車」があり、祭りの山車(だし)につながっている。

 (2)そんな話はいいとして、10月31日はハロウイーンでそもそもは西洋の死者を祭る古代ケルト文化が起源(origin)といわれて、現在では米国社会でも仮装、コスプレで楽しむ文化が日本にも伝わってこちらは若者がコスプレを楽しみ、飲んで騒いで繁華街にくりだして、一部が暴徒化して店を壊したり路上はゴミの山で若者が集中する渋谷、新宿では路上飲酒を禁止する条例ができて若者は市街地から締め出される始末だ。

 (3)米国や韓国社会でもハロウイーン事件、惨事が起きている。若者文化なので若者が主体となって安全で誰でも自由を共有する、楽しむコミュニティをつくることができないのか、やり方はあるようには思う。

 (4)ずいぶん以前になるが、バンド・チューリップが名古屋城コンサートを企画した時に、国宝名古屋城を管理する市側から当時若者が多数集まり熱狂するロックコンサートというイメージがあり許可が下りずに、主催する当時の東海ラジオ塩瀬ディレクターあたりが尽力してかなんとか開催にこぎつけた。

 (5)コンサートも無事終わり、観客が帰ろうとした時に、そのオーディエンスの若者たちがそれぞれに城内のコンサート会場のゴミ集めを始めて会場内をきれいにしたことが話題になった。
 それを契機にその後名古屋城はコンサートの開催が認められて、イベントなどでコンサートが開催されて今日に至っている。

 (6)バンド・チューリップと主催メディア、オーディエンスの若者のトリニティ(三位一体)がコミュニティとなって「文化」をつくりあげた結果だ。
 時代は変わって、若者も文化も変わってきているが、戦国武将が祭り、仮装が好きだったようにいつも人間の思いは変わらない。


 

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政治風土と腐敗の相関図。 relationship diagram of politic climate & corruption

2024-10-30 21:08:54 | 日記
 (1)今回の衆院選、自公与党が過半数割れで立憲、国民など野党勢力が躍進して政治が変わるとの期待はあるが、別の側面、観点からみてみると議席過半数を確保した政党はなく第1党はこれまでの自民党だった。

 (2)仮に野党が結集して過半数を得ても191議席(さらに今日、無所属議員の自民党会派入りが報道された)を有する第1党自民党の存在は大きく、自民党抜きでの政治、政局は考えられない政治事情だ。そういうところが石破首相が続けて政権担当、運営に続投意欲を示している背景だ。

 (3)むしろ裏金問題で自民党の非公認、比例代表重複が認めらず、無所属立候補の40%近くが当選したことの方が日本の政治事情には問題は大きい。これだけの自民党裏金議員問題がありながら、政権交代につながらない日本の政治事情の問題の方が大きいことを理解しなければならない。

 (4)地域が国会議員を選ぶ選挙制度の限界、地域を代表して地域の利益と強く、固く結びつくムラ社会の利益誘導の政治癒着構図の国会議員のあり方が変わらなければ、政治とカネ、政治腐敗は一時の現象で通り過ごされて形をかえてくり返される、何も変わらない政治を見せつけられるだけだ。

 (5)国民主権者が政治を選ぶ公平、公正な権利の1票の格差が問題となり指摘されるが、国民性、ムラ社会の狭い古い政治感覚、意識、地域社会の利益誘導の共有、癒着政治構造が問題だと認識されて見直されなければ何が起きても日本の政治は根本問題は残されて、くり返されて変わることはない。

 (6)政治は国民性、社会性、歴史、文化、風土、習性に根差したものではあるが、世界の政治からいい悪いを学び、つくりあげることも必要だ。

 
 

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今後の政治、経済の浮き沈みシナリオ。 politics & economy of the coming ups & downs scenario

2024-10-29 20:36:43 | 日記
 (1)衆院選での自公連立の過半数割れで「与党が大敗すれば株安の可能性があった」(市場関係者ー報道)が、市場では衆院選裏金問題で自公で過半数維持が焦点になって選挙終盤では過半数割れの可能性が予想されていた。
 市場では「織り込み済み」で躍進した野党も共闘が進まずに政権交代が起きない状況で、「自公政権の枠組みが持続するとの見方から買い戻しが入った」(証券アナリスト)との分析で株価は3万8千円台のほぼ全面高となった。

 (2)政治は来年度予算編成本格化と自公連立の過半数割れが重なり大きな痛手となっており、今後の政権構成、構想が予測がむずかしい不安定であり年末の日銀の再利上げの予測にも影響してくるとみられて、この流れは来年春の企業の賃上げ交渉にも影響して経済、景気に直接関係するシナリオが確実に続くものと考える。

 (3)出発は自公連立の過半数割れによる政治、政局の混迷、不安定であり自公主体の多党連立政権が実現するかどうかが焦点だが、躍進野党としても来年の参院選に勝利して一気に政権交代を目指すことが重要と考えられて、今回自公連立に協力する可能性は少ないとみる。
 むしろ躍進野党として来年通常国会で主導権を握って予算案、法案審議で自公少数与党政権に野党の意向、意見、考えを多く取り入れさせて、その流れで参院選に勝利して政権交代が描かれる野党に有利な政治シナリオだ。

 (4)その流れの中で立憲、維新、国民が政策、理念を調整して歩み寄れるのかが問題で、ここでまたゴタゴタすれば国民の期待は裏切られてその時自民党がどうなっているかわからないが、国民の意思が自民党に回帰することも考えられる。

 (5)株式市場でも「政局関連の報道に一喜一憂する展開が想定され」、「しばらくは膠着(こうちゃく)する展開が続く可能性」を指摘する。政治、政局も経済も浮き沈み、変化の激しい展開シナリオが続きそうだ。

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12年前の勝利と12年後の敗北。 winner before 12 years & defeat after 12 years

2024-10-28 20:34:50 | 日記
 (1)石破茂首相は自民党議員裏金問題を受けて、12年当時野党だった自民党が解散総選挙で大勝して民主党政権に代わって政権に復帰した時に帰らなければならないと言っていた。当時野党自民党の総裁が安倍晋三氏で民主党政権の首相が野田佳彦氏だった。

 (2)当時野党自民党の幹事長をしていたのが現在の石破首相で、「夜行列車」を乗り継いで(当時の報道映像)全国選挙区を回り自民党を大勝に導いて、自民党の政権復帰を果たした。12年後の今回の自ら決断した解散総選挙は裏金問題で強い国民批判、逆風を受ける中、石破首相として連日「航空機、チャーター機」を使って全国の選挙区を回り支持、理解を求めたが、15年ぶり(09年民主党政権以来)に自公連立過半数割れで政権運営が不確定、混とんとする選挙結果となった。

 (3)石破首相としては立場上、安全上の配慮もあり今回は航空機、チャーター機を使っての選挙区回り、応援であったが、かっての党幹事長としての夜行列車を乗り継いで全国を回った「12年」に自ら立ち戻れたのか聞いてみたい。
 折しも今回は与党自民党総裁、首相が石破氏で野党立憲代表が野田氏という立場逆転での因縁の対決であった。

 (4)今回は石破カラーというものがまだ本当にあるとすれば、発揮することができずに、長く自民党政権、党中枢から遠ざかっていた(遠ざけられていた)影響があった。石破首相の言動に自民党への遠慮、配慮(言ったことをすぐに変更、訂正)が多くみられた。
 自民党再生に向けて12年前の野党時代、党幹事長として総選挙で大勝した時に戻らなければならないのメッセージも迫力はなく、続かなかった。

 (5)自民党は敗けるべくして敗けたが、国民生活、日常は続き、経済は市場が反応して一時的には停滞、低迷して国民生活をさらに圧迫するだろう。重要な来年度予算編成を迎えて、政権がどういう組み合わせ、協力になろうとも予算の見直しは求められて、必然であり、国民から突き付けられた政治の責任は果たさなければならない。

 (6)勝利した野党としても同じだ。

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天気予報と政治予報。 weather report & politic report

2024-10-27 20:21:15 | 日記
 (1)はっきりしない天気が続いて天気予報(気象情報ともいう)を見ながらの前夜に洗たく、干しを決めるが、なにしろ公共放送と地域ネットの天気予報が違っていることが多く、どちらを信用していいのか困ることがある。
 公共放送では1日くもり、地域ネットでは日中は晴れくもりで、その日は晴れて地域ネットが正しかった(それを信じての洗たく干しだった)。

 (2)台風は偏西風に乗って西からやってきて東からやってくることはないので、住んでいる西側の空を見て明るいか暗いかでこれからの天気を占うことにしている。天気予報が当たる、当たらないは別にして(それでも気象衛星、高機能コンピューターを使って気象情報を提供しているので、せめて費用対効果の高い精度、確率の高いものを提供してほしいが)、天気予報はまったくなければ不都合だし、当たる確率は別にしてあっていいもので、日常生活には欠かせないアイテムではある。

 (3)政治も同じようなもので、あまり「当て」にはならないが国家、経済、国民、社会にはなくてはならないアイテムであり、台風が来るか、梅雨が続くのか、晴れなのか正解確率は別にして日常生活には欠かせないものだ。
 09年民主党政権による本格的政権交代は民主党の公共事業の見直し、廃止、高速道路無料化、高校授業料無償化、事業仕分け行政効率化のこれまでの自民党政権にない革新的な政策をみせられて、国民の圧倒的支持を受けて衆院選で自民党に大勝して民主党政権が誕生した。

 (4)ところがその政策の裏付けとなる財源が確保、保障されていないことがわかり、政策実行にあたっては保守系から革新系議員の寄せ集めでこれらが主導権争いの党内抗争にあけくれて「決めれない政治」といわれて、3年半で民主党政権は自壊した。
 その時の国民のトラウマでその後の自民1強、多弱野党の政治構図が長く続くことになる。政治予報は民主党政権の快晴予報が台風の大荒れとなった。

 (5)今回の解散総選挙は自民党議員の裏金問題で終盤にきて自公連立の過半数維持がむずかしくなって、立憲、国民民主の野党の躍進が伝えられており、しかしどちらも政権維持が確率予報できないもので政治、政界天気予報は不規則、流動的で欧州政治のように多党連立の予報図であり、寄せ集め政治、政権に慣れていない政治、政党、国民にとっては政治予報がむずかしいものになりそうだ。民主党政権失敗のトラウマもある。

 (6)それでも政治は国家、国民、社会に欠かせないものであり、国民主権者がどの「空」を見て行方を決めるのかしっかりしなければならない。

 

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