いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

夢見る宇宙ドラマ。 dream of space drama

2021-06-30 20:04:26 | 日記
 (1)かって「Xファイル」という超常現象を題材にした国家機密情報ファイルの米ドラマがあったが、いまや宇宙への神秘、あこがれが現実のものとなって火星にも人間を送り込む計画のある宇宙開発競争時代だ。

 これもかねてから米国防総省がUFOの追跡調査をしているとの報道もあり、興味本位の話では火星人を捕獲しているとの情報もそれなりのセピア色の写真とともにまことしやかに報道されたことがある。

 (2)人間の存在、細胞、組織そのものが不思議であり、すべてにわたって構造解析されているわけでもなく不思議がいっぱいある人間の中には「Xファイル」はいくつも存在するのだから、あの無限の広がりの宇宙に関してわからないことがいっぱいあるのはわかる。

 この広い無限の宇宙のどこかに人間のような生物が他にいないなどとはとても考えられずに、今回米国家情報長官室が議会向け提出のUFOに関するまじめな報告書を公表した。

 (3)144件の調査対象の多くは自然現象や気象条件の作用などで解明されたが、21件については「異常な動きや飛行の特徴が見られた」(報道)と指摘している。米国防総省が専門家をまじえてまじめに(多分)取り組んできた調査であり、夢の話としては大がかりなものであり、趣旨は違うが米国では宇宙軍も創設されて各国の宇宙競争、開発利用を象徴する時代を迎えている。

 (4)冷静に考えても地球上の人間以外に宇宙に人間のような生物が他にいる、存在するとすれば、これまでに多くの接近、アタック現象があっていいもので、それは超常現象見分だけでなく具体的な交信シグナル、何かが届いていてもいいもので、地球上でも次世代大容量通信技術の5Gも開発されているぐらいであまたの宇宙規模ではどんな規格外の技術を所有しているのかわからない不思議の宇宙だ。

 (5)ただし、地球のように人間、生物が存在しうる高度で高性能、持続可能な発達性能のある環境の「星」がどれほど宇宙空間にあるのか、太陽系宇宙では調査でこれまでかって生物が生存しうる水などの成分の形跡は確認されても周囲は異常な濃度の放射性物質に覆われて人間のような生物が生存できるのかは不透明だ。

 ひょっとして人間のような生物が生存できるのは、この太陽系のなかの地球だけということもパラドックスとして否定もできない。

 (6)しかしあまたの無限の星の中で、地球の成り立ちもわからずに宇宙で人間ような生物が生存できるのが地球ひとつだけ存在するというのも考えにくく、太陽系以外の宇宙で何かの作用で地球と枝分かれした同じような分離星が存在しないのか、もはや無限の広がりの神秘の宇宙のことだ。

 太陽系以外の宇宙となれば、太陽系の地球の人間でもできないように地球に対する交信シグナルも容易ではなく届いていないともいえて、地球が誕生してからの悠久このかたの時間も宇宙からみればいかほどのものか、夢見る宇宙ドラマ(dream of space drama)はまだまだこれからだ。

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日本の電力事情の変。 incident of electricity affairs of japan

2021-06-29 20:22:39 | 日記
 (1)気候変動対策としてカーボンニュートラル(脱炭素)社会の実現が求められて、政府も50年までに温室効果ガス排出「0」実現を目指す方針を決定している。企業もEVへの移行、電力稼働の多い企業、事業の温室効果ガス削減努力目標などカーボンニュートラル社会実現に向けて協力を打ち出しており、国はカーボンニュートラル社会実現への工程表、方法論(methodology)を示さなければならない。

 (2)最近目につくようになったのが、政府からの冬の電力ひっ迫事情だ。夏もここ数年の猛暑続きで電力ひっ迫が問題となっているが、今年は7月の東京五輪開催を控えてコロナ事情の上に電力ひっ迫ではしめしがつかないとみたか、夏を飛び越していきなり冬の電力需要ひっ迫の懸念表明だ。カーボンニュートラル実現で主力電力供給の石炭火力発電の規制に迫られて、電力供給体制の見直しだ。

 (3)再生可能エネルギーへの転換が必要だが政府の取り組みが遅れて太陽光発電の設置を急いでいるが、今度は全国で自然破壊や景観悪化で47都道府県で8割(報道)がトラブルを抱えているといわれる。

 山林を伐採して太陽光発電施設を設置して斜面から土砂が崩壊する事故が続出して、農家の田に流れて稲作被害を与え、イノシシも下りて来たという「公害」被害報道だ。

 (4)太陽光発電は地方過疎化、財政支援対策にもなるものだが、利益主義では日本の貴重な豊富で良質の山林資源を破壊して、地元への自然災害を誘発する「公害」となっている。国の指針、安全対策が不足しての自然破壊につながるもので、再生可能エネルギー転換による電力供給目的が優先されての地元住民への全国被害影響拡大だ。

 (5)政府の冬の電力供給体制のひっ迫報道と相まって見えてくるのは、カーボンニュートラル実現、電力安定供給にはそれではやはり原発が必要、頼りという電力事情の政策につなげたい意向だ。

 政府に都合のいい事例を並べて電力ひっ迫をあおり、しかしそれは政府のベースロード電源の転換の遅れであり、再生可能エネルギーの取り組みの遅れであり、原発事業者の統治能力の欠如、欠かんが次々とあきらかとなって原発への不安、不信は増幅して解消されずにいる、それでも原発に頼る日本の電力事情の変(incident of electricity affairs)だ。

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議連力学。 dynamics of the Diet union

2021-06-28 20:00:00 | 日記
 (1)安倍前政権で官房長官として長く勤めて安倍政治を支え、安倍政治を継承するとした菅首相が頼ったのは二階幹事長で、5派閥支持体制をつくり菅政権誕生を後押しした。二階幹事長の党内権力基盤が強固になり、菅首相を軸に安倍、麻生、甘利(3A)と二階の党内権力争いが表面化している。

 (2)両陣営ともに議員連盟(the Diet union)を立ち上げて、党内勢力誇示をはかっている。安倍、麻生、甘利は「3A」といわれて、いわずとしれたスネに大きな傷を持つ問題政治家であり、国民からすれば今さら何をということだが今年9月の総裁選を見据えてのともにほかに有力候補者もいない菅首相、総裁をかついでの党内権力争いだ。

 (3)菅首相は内閣支持率が低迷してコロナ対策、ワクチン接種、東京五輪重要問題で後れを取り政治は混迷しており、野党からは内閣不信任案を提出(与党多数国会で否決)されたが、自民党内ではほかに総裁有力候補者がおらずに野党も立憲の政党支持率が10%程度で最高という弱小野党に助けられて、いまのところ菅総裁、首相は安泰とみられている。

 (4)安倍前首相の再三登板説も出ているが、その安倍前首相も菅首相の再任を言及しているので実現性はもちろん薄い(出れば出たで安倍疑惑解明、説明が求められる)。自民党内の権力争いが派閥を超えた横のつながりの議連方式で進んでいるのは、菅首相支持の5派閥体制の中で幅広く同志、有志を集める議連方式が新しく取り入れられた。

 普通国会で与野党有志が課題、懸案となっている政治問題に対して幅広く集まり勉強、研究して提言する組織としての議連であり、同じ政党内でそれぞれに勢力を誇示するために二つに分かれて議連が発足するのはめずらしいことだ。

 (5)自民党内での菅首相が頼る二階幹事長の権力構造基盤が強固になって、それに対抗するために二階外しの目論見で安倍、麻生、甘利が結集して議連を立ち上げて、これに対して二階が対抗手段として結集した議連だ。

 思惑がらみで議連が次々と結成されて、同じ議員がいくつもの議連に名を連ねて、単に安倍、麻生、甘利対二階の構図におさまらずに党利党略で背景がみえにくい。

 (6)自民党内に菅首相、総裁に対抗する有力候補者がいない人材不足が要因で、国民の判断(菅内閣支持率の低迷)とは別の菅首相、総裁を軸にした自民党内の既得権益確保の党内権力争いだ。

 しかし菅政権の内閣支持率は低迷して、政権運営、政策批判も高まり、政府職員の会食、接待問題、大臣経験者の公選法違反も続いてこれからの政局が不透明になることも十分に考えられて、菅以後の準備期間に入った自民党内の議連結集による勢力囲い込みだ。

 (7)すでに民主主主義、議院内閣制の危機は指摘されており、浮世離れした自民党内の議連力学だ。

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振り払えない重い雲。 a heavy cloud that can't be pushed away

2021-06-26 20:04:22 | 日記
 (1)日本を今覆っている振り払えない重い雲(a heavy cloud that can't be pushed away)は、責任の所在のない無軌道、無分別、無責任の押し付け合い体制だ。

 ①海外からの五輪選手団の来日で空港での検疫でコロナ感染陽性者が発見されたが、同行者はそのまま事前合宿地に移動してそこでさらに陽性者が確認されている。政府は空港でのコロナ感染阻止の「水際作戦」を実施しているが、水漏れで「滞在先の保健所が対応する」(報道)ことと責任転嫁だ。
 ②今年の夫婦別姓裁判では最高裁は2015年判決を踏襲してそこでの「合理的」な理由も示さずに「合憲」として、あとは国会の立法化の問題として丸投げだ。
 ③ワクチン接種で政府は接種率を上げる意向で自治体、職域で大規模接種センターが次々と開設されているが、今度は政府のワクチン供給体制が間に合わずにあるいは何が適正量なのかわからずに政府と自治体、職域で不信感が出て、政府は一時申請受付を停止する事態になった。
 政府は「(ワクチンは)足らないことはないはずだ。在庫がたまっている」といい、自治体は「どこかにためていることは全くない」(報道)と困惑している不信感、政府のリーダーシップが問われている。
 ④緊急事態宣言発出でも政府の思惑(経済活動優先)と自治体の思惑(感染者減少)がかみ合わずに政府の同発出判断が遅れて、あとは自治体の事業者の時短営業、自粛まかせでコロナ感染阻止責任を押し付けるだけだ。
 ⑤宮内庁長官が記者会見で「(五輪名誉総裁の)陛下は感染拡大につながらないか懸念、心配されていると拝察している」(報道)と述べれば、加藤官房長官は「宮内庁長官のご自身の考え方を述べられたと承知している」(同)として取り合わずに、政治的にかかわらない天皇の立場をやんわりとおもんばかった。
 ⑥東京五輪も開催権を持つIOCの日本のコロナ感染拡大事情を無視した無茶な開催発言に対して、政府も組織委、東京都もなすすべもなく日本としての判断、責任の取り方が伝わってこない。
 
 (2)民主主義、議院内閣制の国会が、国民を代表して責任を持って議論、対応しなければならない時にさっさと閉会して、総務省職員などの利害関係者との会食、接待が次々とあきらかになり、絶対に断らない高給取りの広報官、現在の日本が何を軸に回っているのかわからない不安、不信、困惑の振り払えない重い雲に覆われている。

 (3)それは今日的世界も同じで、中国の1国2制度の香港統治、人権弾圧の強硬増幅、海洋軍事進出、イスラエルとパレスチナの戦闘、領土拡大、ミャンマー軍事政権の市民弾圧、支配、イランの反米強硬政権誕生と対立時代が先鋭化して流動的、予測不能の時代だ。

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姓名は自由生命。 surname is free life

2021-06-24 20:02:59 | 日記
 (1)人間が自分の姓名を選ぶのはまさしく「自由」の問題だ。ここでいう「自由」とは成人となり社会的権利、義務、意思決定、選択が自分の意思で自由に行える、責任を負える段階のことであり、現在でも婚姻によりどちらかの姓名を名乗ることは「自由」だ。

 (2)今問題となっているのはもう一つの道、夫婦別姓を認めるのかどうかであり、どちらかの姓名を名乗る民法、戸籍法が憲法の定める「自由」に抵触するのかであり、最高裁は「家族の呼称を一つに定めるのは合理的」とした2015年判決をそのまま踏襲している。

 「合理的」の正当性については「国会で論ぜられ、判断される」(報道)ことと具体的な論証はせずに立法府の問題としている。

 (3)保守思想の多い自民党内では夫婦別姓は家制度を壊し、社会秩序を乱すという考えで反対意見が多い。しかし、彼ら彼女らの言う家制度、社会秩序というのはすでに現在では大きく変化し、姿を変えている。

 少々乱暴だが(LGBTのことではない)、男性が女性のような恰好をして女性のような言葉を使い、女性が男性のような恰好をして男性のような言葉を使うことが常態化して不自然ではなく存在する自由社会だ。

 (4)そこでは家制度とか社会秩序というのは基本的なところでは存在しない。自由が保障されて、自由な生き方が求められている。人間は国家、社会に対して平等、公平な責任、義務を持ち、負担をすれば個人の生活は自由であり、それがかっての家制度、社会秩序を壊したとしてもまたあたらしい社会秩序を生み出していくだけのことである。

 (5)ましてや成人となって社会意思決定力を持てば自分の姓名を選ぶのは「自由」の問題であり、国や司法がとやかくいう問題ではない。現在社会で自分の姓名を変えられるのは婚姻、養子など必ずしも「自由」に選べれる立場にあるばかりのものではないが、少なくとも国や司法がとやかく言えるものではなく、人間の自由な生き方の問題でしかない。

 (6)夫婦別姓に反対する人たちのいう家制度、社会秩序は大家族制から核家族制に変化して、自由な生き方、働き方の社会秩序に変化してきている。少なくとも家制度とか社会秩序論は破たんしており、人間個人そのものの自由概念の中にある。

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