いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

利益循環地域社会

2009-06-30 19:47:27 | 日記
 まあ、まあ、あわてないで。景気の底打ち。これから改善上向き指向
なのに、家庭経済の好転の兆しはなく、雇用悪化、ボーナス減額のきび
しい現実が待つ世の中。

 景気改善指向の要因が、輸出の持ち直し、ハイブリッド車好調による
車減産体制の緩和を受けたもので、個人消費への転化、好転の実感
覚はまだまだ、これから。もう少し、浸透に時間がかかる。

 しかし、すべてが悪循環という訳でもない。これから(8月)、電気、
ガス料金の値下げに加え、安定不況時代の覚悟、いさぎよい傾向も市
場、消費者双方に、見えてきた。

 消費者の実利感、低価格志向。それに対応するスーパー、コンビニ
エンスのこぞっての値引き、値下げ模様(消費者物価指数が前年比較
で過去最大の下落)による、消費者に目利きの選択権がでてきた。
 営業時間の見直しも含めて、まだまだ値引き志向の余地はある。

 賢い消費者として、質、理念ともに優良企業を(1)見極め、(2)育て、
消費社会を(3)リードする意識も大事。
 それが、企業努力を生み、適正な競争力を育てる。

 売る人は売るだけ、買う人は買うだけの社会は不経済な社会。双方、
相互の利益を共有するための、「利益循環地域社会」を育て、安定不
況の時代に「身の丈」の市民生活を取り戻そう。


 

 




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たんば田園交響ホール ーその2

2009-06-29 20:23:16 | 日記
 青春の影 が終った。

 「みなさんがこうしてコンサートに来ていただけるので、勇気あたえられます。
もう、どれだけ歌っていられるのか。年をとっても、ヘタでもいいからやれって言
ってくれるんでしたら。がんばります。」

 ツアーとしての財津さんのライヴ&トークはひとくぎりということでしょうか。
蒸し暑い日々が続いていました。関西での、1日置いた2デイズです。全体として
ちょっと抑え気味のトーンの、ツアーの終わりを惜しむかのような、なつかしむか
のような雰囲気の財津さんの歌です。

 財津さん。青春の影 をしっかり歌いました。
 ラストオーダーのアンコールの2曲目の終わりでは、キーボードの清水くんが、
イスの上に立ちあがって、腰を曲げての乱弾。ギターの柳澤くん、ストラップをは
ずしてエンディングにあわせて、Eギターを放りあげて、みなさんにお別れです。

 財津さんとの長い音楽活動で、若いミュージシャン達も随分と成長しています。
ハーモニーもよくなり、ギターの柳澤くんは随分と顔の表情がよくなりました。
 柳澤くんと最初に会った頃は、あの風体(ふうてい)ですから、危険な香りがし
たものですが、今や、ステージミュージシャンとして一本筋の通った、清さが伝わ
ってくる。

 そういえば、コンサート前のビデオ映像のラストシーンで、今まで、本コンサー
トのディレクターの新見さんに、ずっと気合を入れられる設定だった財津さん。今
回はそのシーンのあと、ディレクターの新見さんに反撃してパンチの雨あられ。大
げさに七転八倒の新見さん。

 ツアーのラストシーンに、とっておきの財津さんのミュージシャンとしての意地
をコミカルに魅せるニュー・シネマ・シーンでした。

 
 

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たんば田園交響ホールー その1

2009-06-29 19:35:43 | 日記
 舞鶴・若狭自動車道路に入ると、両脇をピンと背筋の伸びた森林の山並みが連な
る一本道。丹波・篠山インターを下りて、急にひらけた町並み。城址跡の堀に沿っ
て、白壁の市役所と区分けもつかない白壁の蔵を思わせる、たんば田園交響ホール
が見えてきた。

 高山市の陣屋を見るような歴史観のある町並みに、商店の屋根から巨大な、いの
ししの張り子が見下ろす、丹波・篠山での財津和夫さんのライヴ&トークです。
町中の商店ドアに財津さんのコンサートのポスターが目につきます。

 昨年5月から、休み休みの1年以上も続けてきた財津さんのライヴ&トークの
「ツアー」としての最後のコンサートになります。(8月以降にスポットで各地の
記念事業での同コンサートはいくつか。)

 17時前、白い蔵の外観の田園交響ホールに入る。ホール壁面は三角柱の突出し
た木材で出来ていて、がっしりした体躯の印象のホール。音響にも落ち着きが感じ
られる。
 
 「丹波・篠山といえば、もう、ぼくらの世代では昔から黒豆、ですよね。今日、
ふらっと歩いてみたんですが、黒豆プリンとか、おいしそうでした。」と、財津さ
んのトークでコンサートは始まる。
 今、流行(はやり)だとかの、マジックで所々なぞったかのような模様(一見、
ごみ風、財津さんは、しぼりと。)が点在するストライプシャツです。財津さん。
若者ファッションの店で買ったと言ってました。

 あの星に戻ろう が終わった。
 「あたらしいアルバムを、目論んでいます。今度は、知り合いのアーティストに
曲をつくってもらって、コラボというんですか。やります。詞や曲をいただいて、
それに曲や詞をつけたり。詞も曲も両方いただくものもあります。これには、自分
として反応したり、感じ方に、入れるスキ間がないので、もう、歌い方で、どんな
風に歌おうかと、自分らしさを出すしかないわけです。」

 
 ドンパ が終わった。
 先日、NHKテレビで、水中プロカメラマンの中村征夫さんのドキュメント番組
がありました。ずっと東京湾の海中生物の生態を撮り続けて、その番組で中村さん
が東京湾で生息する小さな生物の、生き残りをかけた闘い、親と子の強い絆につい
て、映像紹介とともにその思いを語っていたのを、思い出しています。

 以前、財津さんがテレビドラマ「想い出にかわるまで」に水中カメラマンの役で
出演したことがあります。この、中村征夫さんでクローズアップされた職業がモデ
ルでした。
 やはり、関心がありますよね。この番組、財津さん見たのでしょうか。今回、恋
愛にたとえて、海中で生き続ける小さな生物の生態について、中村征夫さんと同じ
思いをコメントしました。

 ぼくがつくった愛のうた 終る。
 「なつかしい感情、初恋の味。よくレモンの味、甘酸っぱい味といいます。なつ
かしい味、味になつかしいって、あるのかどうか。やさしい感じの味です。ぼくら
のように、年をとってからじゃないと言えない味です。甘いとか、すっぱいとか、
辛いとか、それしか言えないじゃないですか。若者は。
 この味は、やさしいって。人生の深み、年輪とか。古風な感じがしますけど。」

  

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よーく、見ておきましょ。

2009-06-27 20:06:53 | 日記
 選挙をはさんで、国と地方との駆け引きが盛んになってきた。
 総理を目指して(そう聞いています)国会議員として国政に参加して
いた人が、市長選挙でその政治理念の実現を訴えて圧倒的な支持を
受けて、地方でその政治理念の実現に向かう。

 地方自治も含めて、スミズミまで市長の意思が浸透できる適当なエリ
ア感、政治と生活が直結して行政のドラスティックな動きが実感できる。
 行政手腕(今では言葉も聞かない)がリアルタイムで結果に結び付き、
市長個人にかかる政治責任の動きも実感できる真剣勝負。

(1)裏金づくりで問題になった市政で、市民税10%減額、地域からの市
政参加を基本理念とした政治活動を、支持した51万人の市民とすべて
の市民が期待し、注目する地方政治。

(2)県のセールスマンになるといって、先頭をきって露出して東奔西走、
県の特産を切り売りし、地方の利害を主張して注目の知事。(最近、
国政にかかわる条件として総裁のイスを要求したとのこと。ここまで
は、当事者間の問題でお好きなように。
 国民は、その政党の責任者がだれで、どういう政治を推進できるの
か、で評価する。)

(3)議会との確執で感情を包み隠さず露出して、裏表のない性格が政治
信条として支持を受け、国から距離を置いた商業都市から大胆にもの
言い、地方自治、分権の立場から首長グループを勢力化して注目の知
事。

 いづれも、「市民感情」と同じ目線で市民の気持ちを代弁して、政治が
亡くしていたものを取り戻して絶大な支持を受ける。

 国政が、代議員としての意識を亡くして、個人感覚、政党利益の目線
の中で国民の信頼を失った結果、自らのサビからでた圧倒的に不利とみ
られる選挙を控えて、今、政党からの、市民の支持を受け信念にもとづ
いた政治理念を推進する地方の首長への恥も外聞もないラヴコール。

 生活に光の見えない国民の「目」の前のステージで繰り広げられる、
あきれたばかりの茶番劇。よーく、見ておきましょ。そして。

 


 

 

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地域文化の発信源としての大学

2009-06-26 20:10:02 | 日記
 大学の研究開発、発明の実用化のニュース。
(1)青色の発光ダイオードの研究開発の発明により、信号機の識別が格段
 に向上し、耐用も伸びて、また照明(器具)への利用による経済効果も
 高い。
(2)人工多能性幹細胞(iPS)再生の画期的な研究開発の実用化へのロード
 マップ、プラニングも明らかになって、10年スパーンで細胞再生へ動きだ
 す。
(3)がん細胞抑止研究の技術開発から、その技術を化粧品の商品化にも進出
 する。

 近年、大学の基礎研究、技術開発が社会生活構造に画期的な効果をもた
らす実用化のニュースが送られてくる。

 大学を取り巻く環境も、教育研究機関として社会から分離した環境での
基礎研究指向と、社会に高等教育、環境教育を受けた人材を輩出する一元
的な立場から、少子化が将来の大学運営に限りなく不安定、不透明な右肩
下がりの傾向をみせて、「産業との連携」による研究開発の「財源化」、
「商品化」に向けて方向を切り替えている。

 大学では、ベンチャー事業にも積極的で、特許の拡大、高度開発技術の
蓄積による、社会への情報発信にも力をいれる。
 一時期(10年スパーンでさかのぼる昔)、学生の間でもベンチャー指向、
ベンチャー企業の設立気運(当時その支援策として1円資金で会社設立
可能の政策もできた)が高まった時期があった。

 その流れで、ヒルズ族として若い経営者が活躍した時期があったが、経
済戦略のみえない急進的な経営理念で、自らその道を閉ざした。
 今は、すっかり、学生の中からはベンチャー指向の光は消えて、久しい。
 今は、未曾有の経済不況、雇用不安の時。

 大学は、「地域文化の発信源」として、その研究開発能力、技術を地域
社会の文化、経済活動に向けた効果的な情報発信が望まれる。

 日本の大学の研究開発能力は、研究者のノーベル賞受賞で実証されて
おり、人間社会の経済、文化、教育、健康、平和活動の充実した「幸せ」な
生き方に的確な情報を発信し、構築するものであることを、今後も期待し
よう。
 
 

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