いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

健康という投資

2009-07-27 20:09:21 | 日記
 肥満体質は段階的に病気になる確立が高く、病院にかかる割合も相乗
して多くなり、医療費の高騰につながるとして、メタボリックシンドローム健
康診断が導入された。

 当初はトレンドに流され影響を受けて注目されたが、結局、肥満指数
を提示されるだけの検診内容(項目)で、肝心の成人病も含めた中高年
の基本検査項目がはずされて、予防診断とならずに受診率は減少してい
る(法律で実施が義務化)。

 健康には、二面性がある。自覚できるものと、自覚できないもの。日
常の健康状態は、誰しも、意識、行動、意欲、痛みで、その程度を自覚
できる判断力の範囲はある。

 基本健診の測定で、身長、体重、視力と測定員を配置して、時間、労
力、予算をつぎ込んで対応している。が、そういう測定機器を常設して
おけば、日常、個々に測定し記録できる「自己管理」のできる項目もある。

 こういう検査項目は「個人管理」にまかせ、組織的な基本健診の対応
では、自覚できない、見えない病気を予防する検査項目として、「重点
的」な基本健診を実施すべきだ。

 食生活への関心は高まっても、メタボ健診も含めて、健康診断の受診
率は高くない。メタボ健診はトレンドに流されたきらいはある。
 国民の健康を守る相当の投資はいる。社会活動での健康被害もある。

 健康への「自己管理」の意識を高めることとあわせて、国民の健康診
断を「一元化」し、基本検査項目を設定して、その他各自の必要にあわ
せて検査項目を選択できるポイント健診システムで効果的に健康に投
資しよう。

 人類は、自分の細胞であたらしい多機能の細胞を再生できるまで進歩
してきている。人が取り組む研究で克服できない分野はない、と信じて
いる。

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