いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

一日にして一変、のコンセンサス。

2009-07-30 19:57:17 | 日記
 総選挙を1か月後に控えて、各党のマニュフェストの公表も大詰めをむかえ
ている。ようやく、ようやくですね、前回選挙時の選挙公約(マニュフェスト)
の総括をして今回のマニュフェストを公表すべきだ、という声もでてきている。
まだ、不十分。

 前回選挙で、(1)何を約束して、(2)どう取り組んで、(3)どういう結果になった
のか、(4)問題点はどこにあったのか、について(5)検証して、選挙に臨むにあ
たって、選挙システムとして整備され、機能することが必要だと言ってきた。
 その検証結果をみて、国民は政党、政治家の資質について客観的で公正な
判断を下すことができる。

 前回選挙時の公約(マニュフェスト)の検証が、選挙システムとして整備さ
れ、機能することが必要だ。

 民主党が今回選挙で政権を獲得したら、政策遂行で「現実的な対応も必要」
だとして、自衛隊のインド洋給油延長について、従来の立場からの即、帰って
こい、とも言えないと、延長を容認する意向を示した。

 政権が交代したら、「現実的な対応も政策遂行で必要」だと言えば、国民が
選択した政権交代の意義、意味がなくなる。

 民主党が掲げてきた政策、取り組み、検証結果について、他党と比較して、
国民が期待し、政権担当を任せるということであれば、現実的な融和政策の
対応ではなく、民主党の掲げた(掲げてきた)独自の政策について、責任をも
って遂行し、国民の期待に応えなければならないのは必然。

 結局、民主党はこのインド洋給油延長問題について、いままでの対応にも
とづいて延長しないことをあらためて表明した。当然である。

 掲げてきた政策を見直すのは、国内外の政治、社会情勢の大きな決定的
な変化、変動の場合である。
 政権移動可能な二大政党時代をあまりにも意識しすぎた政治的未成熟を
示すものだ。

 戦後を境にして、日本は政治、教育を含めて社会情勢、価値観が一日に
して一変した。当時は、戦争終結という開放感のほうが強烈だったかもしれ
ない。
 
 また、今、成人を20歳から18歳に引き下げようという論議も検討され、
報告もまとまった。関係する個々の法律の改正も相当数あり、あれはいい
けど、これはダメと、一律にという訳にもいかないようで、賛否両論も多い。

 昨日までは20歳に満たないと履行できないものが、今日からは18歳で
履行できるという社会情勢、価値観の変化、変動を経験することもでてくる。

 一日にして一変。すべては、国民が受け入れ、責任をもって育てようとす
るコンセンサスにもとづくものだ。

 

 

 

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