いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

全面禁煙化。  entire no-smoking

2010-02-27 19:51:52 | 日記
 厚生労働省が不特定多数が集合する公共空間を全面禁煙(entire prohibition of smoking)
とすることを求めることとした。
 「100%禁煙以外にない」(WHO指針)世界的主流に沿って禁煙者の受動喫煙による健
康影響、防止も含めて健康健全化環境を公共施設での全面禁煙化を求めること(通知)で、
促進整備する。

 今まで全面禁煙化に踏み切れなかった施設管理者の「肩」を強く押す効果のある政府の指
針(indication)となるのは明らかだ。これで多くの施設で全面禁煙化が進むだろう。
 日本専売公社(JT)としてタバコを製造、販売していた歴史的経緯から、全面禁煙が健康
影響、生活空間の健全化には必要だとわかりながら、その対応をそれぞれの組織体の自由
裁量、判断に委ねていて、分煙化どまりでなかなか環境整備が進展してこなかった。

 分煙化による設備投資、業務の非効率化、受動喫煙による健康影響が社会問題化してい
た。健康への喫煙、分煙影響が顕著になっての社会問題化に対して、政府の指針対応に遅
れがあった。
 世界的な全面禁煙化の主流に、ようやく政治も要請という形ではあるが全面禁煙による健
康影響、健全化促進を打ち出した。

 片時もタバコを離さない喫煙者でも健康影響を受けない人もいれば、喫煙影響には個人差
もある。しかし、全面禁煙が健康影響、生活環境アメニティに効果的なのは明らかだ。

 さ、そこで全面禁煙化が進むだろうが、だからといって公共施設での潜在的な喫煙者が極
端に減少するわけでもない。
 そこで、どうなるか。企業や大学などでは、すでに多くが分煙化で対応していた。企業も
大学もその他公共施設が施設内での喫煙が不可能(全面禁煙)となれば、喫煙者は施設外
に出て喫煙することになる。
 公共道路での歩きながらの喫煙、吸い殻の投げ捨ての迷惑行為が増えることになる。

 企業人の中にも、社会常識のない喫煙者はいるだろうし、まして大学の学生(20才以上)
ということになれば、毎年20~30%の構成員が入れ替わる。大学近隣での迷惑喫煙(歩
きながらの喫煙、投げ捨て)の対応、対策、効果的な周知、地域協力も必然となってくる。

 すでに大学近隣では、学生の迷惑駐車等生活環境への影響で地域住民とのあつれきも
ある。このため、学生も含めた大学全体としての清掃、整理、地域環境整備のボランティア
(volanteer)活動、キャンペーンでも盛んに取り組みは進めてきている。

 地域対策として、地域と協力しての生活環境影響の整備は必要となってくる。ますます、
地域住民との共生、一体性が欠かせない。
 それでも、「全面禁煙化」は世界の、時代の要請だ。
 

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もうひとりの勝者、二者二様。 all-over winners

2010-02-26 19:48:24 | 日記
 オリンピックゲームに出場するアスリートは、すべてが勝者とも言えるし、順位はついて
も、やはりすべてが勝者達であった。
 バンクーバーオリンピック14日目。2月26日、フィギュアスケート女子のフリー演技。

 演技順位後半にもなると、登場するアスリートはすばらしい集中力で日頃のトレーニング
成果のスキルを発揮していくのがわかる。
 14番目登場の日本の鈴木明子さんは、スピードのある3回転ジャンプを決めて、安定し
たリズムワーク、ステップワークの演技で11位から8位に総合順位をあげて入賞。一時は
スポーツが不可能な病気からの見事な復活の勝利だった。

 20番目安藤美姫さんから、21番キム・ヨナさん、22番の浅田真央さん、23番のロシェ
ットさんまでの4人の演技がオリンピックフィギュアスケート女子のハイライトとなった。
 20番目の安藤さんは、古代エジプトの印象的な衣装に身を包んで、軽快なステップワー
ク、高いジャンプにムードたっぷりの演技で5位入賞。前回オリンピックの雪辱を果たした
勝利だった。

 さて、21番目のショートプログラム最高得点記録で1位のキム・ヨナさん。流れるよう
なスケーティング、高くスピード回転のある3回転ー3回転連続ジャンプを中心として見せ
場をつくってフリー演技得点150.06点の驚異的な得点記録でトータル228.56点
でダントツの1位。
 ショートプログラムでは浅田真央さんの後の滑走順位で、浅田さんのオリンピック史上
女子として初めてのショートプログラム3回転半ジャンプ(triple accel.)成功という文句の
ない高いレベルの演技を見ても、一瞬、映像に映しだされた「ニヤッ」と不敵な笑みを見せ
る度量で、ショートプログラムでも最高得点記録の演技を貫いた。
 フリー演技では、その浅田さんの前の滑走順位となり、先に異次元のスコアを打ち出して
ショートプログラムでの不敵な「笑み」どおり余裕のマインドコントロールを発揮した。

 これをイヤーフォンを付けて集中して見ていた浅田真央さんは、スタートから3回転半ジ
ャンプ、3回転半ー2回転連続ジャンプを確実に女子として「ただひとり」決めて、高いス
キルのスケーティングで好スタートをきり、終盤エッジが氷にかかり回転不足があったがス
キルレベルの高い演技を存分に魅せた結果だった。フリー演技得点131.72点、トータ
ル205.50点、ただひとり、オリンピックで「3回転半のジャンプ」を3回も完ぺきに演技し
た2位。

 結果として、最後は昨シーズンの好不調がキム・ヨナさんの「余裕(composure)」に、
浅田さんの追いつけ「気負い(sensitivity)」となって勝者を分けた。
 (1)キム・ヨナさんのショートプログラムでの目の前のライバルの演技をストレートに受けて
見て、そのすばらしい出来栄えに「ニヤッ」と不敵な笑みでかえす度量と余裕力が、
(2)フリー演技で目の前のライバルの演技をイヤーフォンを付けて集中していた追いつけ「気
負い」を静める堅さに、勝利した。

 浅田さんはショートプログラムの時に受けた「自然体」が消えて、表情には追いつけ「気
負い」が見受けられた。
 昨年の、浅田さんの高いスキルレベルからは想像もできない長い不調の中から、バンクー
バー到着の直前までの猛練習があったと聞く。
 長い不調を克服した10代とは思えない「人間力(humanity sensation)の2位(銀メダル)」
だった。

 人間力を補うこの精進、努力があれば、確実に「3回転半ジャンプ」がコンペティションとなる
次の「ステージ」では、必ず浅田真央さんに女神は舞い降りるだろう。
 
 オリンピックゲームの「1位」は「ひとり」かもしれないけれど、実は人間力に苛酷にも
取り組んで勝利した「もうひとりの勝者」もいたのだ。
 そのなかのひとりが、浅田真央さんであったのは間違いない。

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製造者の安全責任。  toyota - manufacturer responsibility

2010-02-25 19:39:44 | 日記
 トヨタは、工場のカンバン方式、販売店網の教育、系列組織化重点の独自色で米国、欧州
に販売拠点を広げて、米国モータリゼーション(motorization)の牙城に切り込んでいき、
その象徴ともいえるGM他「Big3」の経営破たんに乗じて、世界トップ企業(enterprise)
としてのステータスを米国の聖域である自動車産業で打ち立てる世界戦略を進めてきた。

 トヨタ車の効率性、機能性、安全性が米国のモータリゼーションの信頼と信用を得て、日
本国内での業績不振を米国での販売拡張で支えてきた。
 ハイブリッド車の先端的技術開発で、環境マメニティ時代にも適応して、世界同時不況の
最中でも回復基調の足がかりとなる戦略を打ち立てた。

 こうしたトヨタ戦略(strategy)は、世界トップ企業として日本、アジア、世界経済を技術、
販売、経営で先駆的にけん引する「自負(self-conceit)」があったと思われる。
 今、米国でのトヨタ車のブレーキ操作を阻害するマット問題から始まって、ハイブリッド
車の加速制御不能(ブレーキ不作動)による事故では死亡者もでる事件となった。

 トヨタはこの時、技術、販売、経営での世界のトップ企業としての「自負」、ハイブリッ
ドの先端技術への「自信」が気負いとなって、企業ブランドを「自棄」して、トヨタの技術
の偏見が、顧客第一という企業計経営の核心を見失っていく。

 それは、加速制御不能(ブレーキ不作動)での、まずは技術責任者の会見で「システム
上の問題ではなく、利用者の感覚の問題」という驚くべき発言となってあらわれ、企業ブラ
ンドとしてはあってはならない、利用者(顧客)に問題を責任転嫁したことだ。
 安全と品質、機能的な商品による付加価値を提供する企業マインドにはあるまじき非常
識だった。

 米国議会に押された形のトヨタ社長の会見でも、リコール問題には慎重に言及せずに
対応が遅れて、批判をあびて、その後の米国、欧州一帯の大規模リコールへと発展した。

 2月24、25日両日の米国議会でのトヨタ車リコール問題公聴会では、被害者からの「恥
をしるべき」との発言に始まり、先端技術の自動車電子制御システムの安全、品質管理に
ついて疑惑を持たれて、追求されて、解明には今後も調査が続く。

 商品化した「もの」で、ひとりでも被害者が出ることがあってはならない利用者と製造者
の信頼関係で成り立つ企業マインドが世界戦略の中で置き忘れてきた、疑わしきは製造
者の安全責任の「責任」が、「自負」が問われていく。

 ことは安全の問題、米国議会の「トヨタつぶし」などとは無縁の、「企業人格」の検証が
必然だ。

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ナショナリズムとグローバリズム。 nationalism & globalism

2010-02-24 20:02:10 | 日記
 オリンピックは、国を代表したアスリートの競技。国旗を胸に、国民の期待を受けて各国
代表と渡り合う。メディアでは、メダル獲得も国別に比較されてナショナリズム(nationalism)
を煽(あお)る。

 ゲームの「趣向(elaboration)」を楽しむエレメント(element)としてはナショナリズムを
煽るのもひとつののアイテム。アスリートにとっては、国民の投資、期待を受けて考えれば、
ナショナリズムを趣向を楽しむものとだけ捉えることは到底不可能な環境で、しかし、近年
の、特に冬のオリンピックではグローバリズム(globalism)がすでに支配している現実もあ
る。

 フィギュアスケートでは、日本生まれのアスリートが米国の代表として演技、アイスダン
スでは米国育ちのぺアが日本代表として和服のコスチュームで演技して、国境などない
世界観。
 
 日本代表の浅田真央さんのコーチはロシア人で、韓国のキム・ヨナさんのコーチはカナダ
人。そのキム・ヨナさんのホームグラウンドはカナダで、日本人アスリートも米国、ロシア
を拠点にしてトレーニングをするグローバリズム。

 高度なスキル理論とコーチング、経験(experience)を求めて、アスリート、ゲームには
すでに国境などなく、グローバリズムが定着している。
 オリンピックのナショナリズムは、ゲーム感覚の趣向を盛り上げるアイテムとしてはおも
しろいが、もうオリンピックでもメダル獲得を国別で煽るようなナショナリズムは、現状に
は合わないだろう。

 アスリートの本来の資質、潜在能力に別次元のプレッシャーをかけて、十分発揮させ
ないネガティブな要素は不幸だし、変に国威発揚に利用(かってのヒットラーユーゲント)
ということがあっては、ジャッジの公平性、公正性にも障害となる。

 オリンピックのナショナリズムは、ゲームを楽しむひとつのエレメント(element)とし
て考えるエンブレム(emblem)で、現状を反映したアスリート本人の精進(training)と努
力(efforts)、スキルと人間力の名誉をたたえるものと捉えていくのがいい。

 ところで、2月24日、バンクーバーオリンピック12日目のフィギュアスケート女子。
浅田真央さんが、ショートプログラムでオリンピック女子アスリートとして初めて「3回転
半(triple accel.)」ジャンプを成功させて、ジャンプも高く正確で問題のない演技(performance)
を披露して、「73.78」の高得点、高い評価を受けた。
 次に演技したキム・ヨナさんの「78.50」に次ぐ2位につけた。

 観客の反応は、演技途中の手拍子や歓声で、浅田真央さんの演技のほうが盛んだっ
たように見えた。観客の反応は、全般的にきわめて正直だったように思う。
 ゲーム感覚としてのナショナリズム以上に、わりと近くで姿を見て、話を聞く機会のある
ものとしての贔屓(ひいき)目の感情でもない、現実。

 高いレベルのフリー演技のコンペティション(competition)が楽しみになった。周囲の
騒ぎとは別の、淡々とした、浅田真央さんの「自然体」がいい。
 

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目からウロコ。  satisfaction of daydream

2010-02-23 20:17:21 | 日記
 よっぽど専門的な分野に関心のある人でないと知る由もなく、まして、すでに効果として
確立していてもいい先駆的な研究ともいえるので、私たちにとってはまさに「目からウロコ」
の話。

 (1)薬(drug)というのは、どんな効用のものであっても、投与しても肝心の痛んだ体内
部位にたどり着かないと効果はなく、パラドックス(paradox)に患部にたどり着かないば
かりか、その移動中に健全なほかの部位に働いて、副作用を起こすことになりかねない。
 
 通常、投与した薬は体内の全身に散らばる。たとえ患部にたどり着いても、たとえば山
の頂上から送電される電力が、麓の町に着くころには減少している「ロス(loss)」のように、
成分効果が薄れていては効果も少ない訳だ。
 日頃、薬を投与している多くの人にとっては、そんなこと、フレームワーク(frame work)
は考えたこともないのではないか。

 そこで、薬を患部に直接、誘導、運搬するピンポイント(pinpoint)の「乗り物(convey)」
の研究開発「ドラッグ・デリバリー・システム(drug delivery system)」が進化している。
 薬を、血液中では壊れにくく患部に届くと包みこんだ内部の薬成分を放出する極小(数10
ナノメートル(ナノ単位は10億分の1))「カプセル(kapsel)」の研究がひとつの方程式。
 戦略的にこの「行程」を「設計」し、「技術」として製品化する研究。

 ようやく人への臨床応用が始まったばかりだが、画期的で実用性の高い研究の成果が
待たれる。
 同様の、ナノサイズの微粒子に遺伝子を結合して体内に運ぶ研究も進行中で、「ナノチュ
ーブ」の実用化に向けた、副作用のない安全性の高い、しかも作用効果の高い、生命工学、
化学分野での研究開発だ。

 (2)目からウロコが落ちないのが政治。政治資金疑惑の民主党幹事長、不起訴を受けて、
国民の知る由もない情報完全管理の検察の捜査結果以上のものはないと、「全国を回って、
『疑問』があれば答えていく」ネガティブな姿勢に終始して、大開き直り。いったい、どう
いう政治感覚の持ち主。

 聞きたいことがあれば、聞いてくれ、ではなくて、国民への立証責任、説明責任は、当事
者(幹事長)にあるのは必然。聞きたいことがないくらいに、当事者に情報公開を求めたい。
 
 その責任を履行しない限り、民主党政治はこれ以上前にも後にも引けない。普天間基地
移設問題の対応も含めて、首相、幹事長の「進退」と引き替えの「ゼロ」からのスタートで
「幕引き」しても、国民の目からウロコは落ちない。

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