(1)2020年東京五輪のメイン会場となる新国立競技場の建設費が総工費2520億円(報道)となることが公表された。招致運動段階では総工費1300億円と見積もったものが開催決定後に途方もない3000億円に膨らんで、奇抜な(extraordinary)デザインとともに論議を呼んでいた。
近年の五輪の会場施設は将来の利用計画、持続可能性(sustainability)も考えた経済効率優先が中心で、北京、ロンドンともにメイン会場建設費は数百億円程度のものとなっているだけに2020年東京五輪の最終2520億円は時代に逆行した突出した建設費になる。
(2)五輪開催時は客席仮設、開閉式屋根の五輪後建設先送りとしてのドーム型現行案での建設となった。これまでの国立競技場に比べて奇抜なデザインの未来型競技場のデザインとなったが、首都東京で利用価値も高く、時代先取りとしてそれこそ長い目で見れば奇抜なデザインも見方が変化、順応していくものではないのかと思う。
都心としては皇居、明治神宮など深い緑地帯が残された中での景観不一致も指摘されているが、時間と先端性未来社会が解決していくものでもある。
(3)ただし、パラドックス(paradox)として原始的原点回帰が志向されることも文化、芸術、教育ではよくあることで、何とも推測しかねるところはある。五輪メイン会場としては突出した新国立競技場の2520億円の建設費の財源確保はこれからだ。
新国立競技場といいながら国費負担は392億円(12~14年度・報道)で、五輪を開催する東京都に500億円の負担をお願いしていることが問題になっている。
(4)舛添都知事は「都民に説明のできないカネ」(報道)として負担に難色を示している。東京都開催の五輪とはいえメイン会場は新国立競技場で国管理の施設であり、建設費の国費負担392億円と比較しても東京都が負担を求められている500億円は趣旨、根拠を含めて負担バランスを大きく欠く金額だ。
五輪開催の経済効果も高く、その後の利用価値の高さを考慮した利益率効果の試算検討による新国立競技場建設の五輪協賛金としての応分の東京都の負担金算出はあってもいい。
(5)当初からの見積もりの甘さ、不正確さを見れば、総工費3000億円は問題外として、2520億円の建設見積もりについても精査、検証、情報開示が必要だ。
また建設費用ばかりが優先して話題先行しているが、工法、スペックについても安全性、利用性第一ではあるが、ムダはないのか効率性は高いのか、先端的最新の材質、材料を取り入れた効果性、科学的、工学的、建築的、生命工学的要素を効果的に組み入れた密度計算の高い新国立競技場建設を目指さなければならない。
(6)そのためには建設費話題よりはまずは新国立競技場の仕様(spec.)、中身の精査、検証、開示が先だ。
近年の五輪の会場施設は将来の利用計画、持続可能性(sustainability)も考えた経済効率優先が中心で、北京、ロンドンともにメイン会場建設費は数百億円程度のものとなっているだけに2020年東京五輪の最終2520億円は時代に逆行した突出した建設費になる。
(2)五輪開催時は客席仮設、開閉式屋根の五輪後建設先送りとしてのドーム型現行案での建設となった。これまでの国立競技場に比べて奇抜なデザインの未来型競技場のデザインとなったが、首都東京で利用価値も高く、時代先取りとしてそれこそ長い目で見れば奇抜なデザインも見方が変化、順応していくものではないのかと思う。
都心としては皇居、明治神宮など深い緑地帯が残された中での景観不一致も指摘されているが、時間と先端性未来社会が解決していくものでもある。
(3)ただし、パラドックス(paradox)として原始的原点回帰が志向されることも文化、芸術、教育ではよくあることで、何とも推測しかねるところはある。五輪メイン会場としては突出した新国立競技場の2520億円の建設費の財源確保はこれからだ。
新国立競技場といいながら国費負担は392億円(12~14年度・報道)で、五輪を開催する東京都に500億円の負担をお願いしていることが問題になっている。
(4)舛添都知事は「都民に説明のできないカネ」(報道)として負担に難色を示している。東京都開催の五輪とはいえメイン会場は新国立競技場で国管理の施設であり、建設費の国費負担392億円と比較しても東京都が負担を求められている500億円は趣旨、根拠を含めて負担バランスを大きく欠く金額だ。
五輪開催の経済効果も高く、その後の利用価値の高さを考慮した利益率効果の試算検討による新国立競技場建設の五輪協賛金としての応分の東京都の負担金算出はあってもいい。
(5)当初からの見積もりの甘さ、不正確さを見れば、総工費3000億円は問題外として、2520億円の建設見積もりについても精査、検証、情報開示が必要だ。
また建設費用ばかりが優先して話題先行しているが、工法、スペックについても安全性、利用性第一ではあるが、ムダはないのか効率性は高いのか、先端的最新の材質、材料を取り入れた効果性、科学的、工学的、建築的、生命工学的要素を効果的に組み入れた密度計算の高い新国立競技場建設を目指さなければならない。
(6)そのためには建設費話題よりはまずは新国立競技場の仕様(spec.)、中身の精査、検証、開示が先だ。