(1)今年も老若問わずに暴走運転にあおり運転被害、巨大台風上陸、大型自然災害、大臣の辞任、更迭、失言と政治、社会、生活を大きく揺るがす事件、出来事はあったが、国内外最も印象に残ったのは(impression as No.1 in a year)『香港デモ』だ。
(2)香港政府が「逃亡犯条例」改正案を強行成立させようとして、香港市民、学生の反発抗議デモを受けて撤回に追い込まれた事件、出来事だ。中国からの政治犯の逃亡を想定、前提にして逃亡犯を中国に送り返す、引き渡すという国際法倫理、基準に反する条例改正案を香港政府トップの林鄭行政長官が強行成立をはかろうとして連日の香港市民、学生の過激抗議デモに直面して撤回に追い込まれたものだ。
(3)ちょうど、中国も革命70年の記念式典を迎えて1国2制度の香港情勢に露骨に口出し、介入できずに静観することになり、香港市民、学生抗議デモの主張が実現したことは香港政府の後ろ盾の巨大中国政府に「小」香港の市民、学生「民主主義」が立ち向かえること、勝利することができることを示したことで、印象的な出来事となった。
(4)極右勢力、左翼政権の台頭で民主主義の危機が叫ばれる中で、民主主義の理念、結束、力を示したことは大きな意義があった。香港政府が強まるデモ規制を狙って「覆面禁止法」を施行したのも、負け戦の腹いせのようで中国傀儡(かいらい)香港政府の統治が機能していないことを示すだけのパロディだった。
(5)中国も米中貿易戦争で国内経済の減速、減退を強いられて、対策、対応に苦心しており、香港経済への依存、期待もありむやみに香港情勢、過激デモに介入しなかった事情も考えられる。
反面、国内引き締めとしてウイグル弾圧に対しては習近平主席が文書で容赦するなと指示して強圧支配に出ている。
(6)中国は米中貿易戦争の影響から日本に接近をみせており、来春には習主席の国賓訪日が決まっており、中国艦船の尖閣領域侵犯や国内弾圧政治支配を続ける中国の習主席の国賓訪日がふさわしいのか考えものであり、自民党内にも反対意見がある。
一方で規制中の日本牛肉の中国輸出拡大が進んで経済貿易効果もみられて、日米貿易通商協定の施行に合わせて日中経済、貿易協力体制が拡大することにつながれば、日本経済にとってもメリットとなり、政治協調にもつながればアジア安定の足掛かりとなる期待もある。
(7)来年の話をすれば鬼が笑うといわれるが、今日的日本に鬼(親)がたくさんいることから騒々しいことになるが、春の習主席の国賓訪日、夏の東京オリ、パラリンピック、秋の米大統領選を軸に憲法改正をにらんだ解散総選挙がどうかかわっていくのか、政局が動く気配はある。
(2)香港政府が「逃亡犯条例」改正案を強行成立させようとして、香港市民、学生の反発抗議デモを受けて撤回に追い込まれた事件、出来事だ。中国からの政治犯の逃亡を想定、前提にして逃亡犯を中国に送り返す、引き渡すという国際法倫理、基準に反する条例改正案を香港政府トップの林鄭行政長官が強行成立をはかろうとして連日の香港市民、学生の過激抗議デモに直面して撤回に追い込まれたものだ。
(3)ちょうど、中国も革命70年の記念式典を迎えて1国2制度の香港情勢に露骨に口出し、介入できずに静観することになり、香港市民、学生抗議デモの主張が実現したことは香港政府の後ろ盾の巨大中国政府に「小」香港の市民、学生「民主主義」が立ち向かえること、勝利することができることを示したことで、印象的な出来事となった。
(4)極右勢力、左翼政権の台頭で民主主義の危機が叫ばれる中で、民主主義の理念、結束、力を示したことは大きな意義があった。香港政府が強まるデモ規制を狙って「覆面禁止法」を施行したのも、負け戦の腹いせのようで中国傀儡(かいらい)香港政府の統治が機能していないことを示すだけのパロディだった。
(5)中国も米中貿易戦争で国内経済の減速、減退を強いられて、対策、対応に苦心しており、香港経済への依存、期待もありむやみに香港情勢、過激デモに介入しなかった事情も考えられる。
反面、国内引き締めとしてウイグル弾圧に対しては習近平主席が文書で容赦するなと指示して強圧支配に出ている。
(6)中国は米中貿易戦争の影響から日本に接近をみせており、来春には習主席の国賓訪日が決まっており、中国艦船の尖閣領域侵犯や国内弾圧政治支配を続ける中国の習主席の国賓訪日がふさわしいのか考えものであり、自民党内にも反対意見がある。
一方で規制中の日本牛肉の中国輸出拡大が進んで経済貿易効果もみられて、日米貿易通商協定の施行に合わせて日中経済、貿易協力体制が拡大することにつながれば、日本経済にとってもメリットとなり、政治協調にもつながればアジア安定の足掛かりとなる期待もある。
(7)来年の話をすれば鬼が笑うといわれるが、今日的日本に鬼(親)がたくさんいることから騒々しいことになるが、春の習主席の国賓訪日、夏の東京オリ、パラリンピック、秋の米大統領選を軸に憲法改正をにらんだ解散総選挙がどうかかわっていくのか、政局が動く気配はある。