いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

公平で行き届いた医療を。

2009-07-17 20:03:55 | 日記
 病院に行こうとすれば、よく知られた地域の総合病院がまず浮かぶ。
行けば、待合室が多くの診察希望者であふれている。診療科によって
は、そのまま半日は待つということも茶飯事。

 具合が悪いので病院に来たのに半日も待たされては、病院というと
ころは病気をつくるところかと、思ってしまう。
 もちろん、特定の病院に集中することが要因だが、かといって以前
のように町医者の情報、体制も十分ではなく、機能しているとは思え
ない。

 医者が不足しているとか、看護師も不足して、勤務状態も過酷とい
う話聞く。一方、毎年、医者の予備員として大学他専門分野を修了し
て医療現場に従事しており、不足ということはないという見方もある。

 医者が一極集中して、適正で効果的な配置ができていない結果と
いう分析もある。医療施設、設備が完備された都市部の医療の従事
者が多く、医療体制も僻地ではなり手がないアンバランス。

 国の医療行政の先見性、計画性の欠如、医療哲学の欠如が医療
現場、行為の公平性を欠き、一方、医療当事者の中にも、「医療」を
人命救助、病原根絶とする高い倫理観ではなく、経済効果の効率的
な経営理念優先の姿勢が見られ、非倫理性の医療事件も目につく。

 高年齢化社会の到来により、病院を必要とする人も増加して、特定
の病院による医療対応には限度がある。
(1)地域性、(2)専門性、(3)中長期的な計画性のある医療体制を
目指して、当面、町医者が医療の中心を担っていた(以前は、病人が
具合悪くなった時、電話一本で、夜でも家に駆けつけてきた地域医療)、
公平で、行き届いた即応力のある「地域医療」の新しいシステムを整
備、実施すべきだ。

 高年齢化社会での「地域医療」の役割は大きく、相当の「投資」も
必要。医療研究と医療現場の区分け、それぞれに公平、公正に適正
に「投資」が「行き届いて」いるのか、検証も含めて医療現場の地域
医療のあり方について整備し、地域社会に提示することが必要だ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする