(1)これではアミューズメントを市民に提供する資格、資質はない。30日、東京ドーム遊園
地で小型コースターから男性が転落して亡くなった事故で、会見した東京ドーム社の関係者
が点検上の不具合の可能性を聞かれて、「問題があれば営業していない。」と答えた。
安全点検に対する同社の信用性を語りたかったのだろうが、死亡事故が起きたことに対す
る企業責任の認識に欠けた安全対応の不備は隠しようもない。
施設設備を信用し、興味をもってここで楽しみたい市民をアトラクションに誘うアミューズメン
ト会社の社会的責任、使命、管理能力の真摯な姿勢が欠けていた。
起こるべきして起きたなどと言えるはずもない悲惨な事故だが、入園者への同園安全対
応の不備が、関係者の「心持ち」意識にあったことを冒頭の会見で自ら説明してみせて、点
検上の問題へと波及するのは自明のことだった。
転落した小型コースター搭乗者は、大柄な体躯で安全バーが固定できないと話していた
(報道)といい、マニュアルでは係員(当時はアルバイト)がスタート前に安全確認することに
なっていたが、当時は実施されていなかった(報道)と言われている。
日常性を離れて危険と隣り合わせの刺激のある娯楽を楽しむアミューズメントパークでは
安全がプライオウリティ(priority)で、提供する企業側には関係者全員に「間違っても安全
(fail safe)」の認識対応、徹底した意識統一、責任力、機動性、監視力が求められた。
危険と隣り合わせの刺激のあるアトラクションでは、ハード面(機能、操作)でも「間違って
も安全」の仕組み、対応が不可欠なのは当然のことだ。東京ドーム社では欠落していた。
安心して安全にアトラクションを楽しめないアミューズメントパーク経営の社会的使命、意
識の低さを示す「問題があれば営業していない。」発言だった。
(2)民主党政権最初の元首相が、愛知県知事選挙応援の名古屋市内演説で「こんな党を
つくったつもりじゃなかった。」発言で、元幹事長と政府・党との党内権力闘争を批判した。
元首相のスローガン「友愛」は、元幹事長の「政治とカネ」の引責も求めての最後に見せ
たせめてもの国民、同士への誠意と思っていたら、辞任後はその元幹事長と結束しての政
権批判だった。
この元首相、「友愛」といい、「日米対等外交」、「東アジア経済圏」といい、概念には見る
べきものがありながら、自ら自己矛盾に落ち入る節度がなくて、戦略のない思いつきの理念
のない言葉のら列でしかなかった。理念のない思いつきの言葉に、国民の政権交代の想い
が弄(もてあそ)ばれた訳だ。
「こんな党をつくったつもりじゃなかった。」とわずか1年半で今更言われても、国民の選択、
想いはどうしてくれるのか。
国民生活第一と言っておきながらの、その国民に背を向けて党内事情ばかりを見ている背
信の言葉だ。
「友愛」と言うのも政治用語としては、焦点の合わせようもない漠然とした言葉づかい
(wording)だった。
地で小型コースターから男性が転落して亡くなった事故で、会見した東京ドーム社の関係者
が点検上の不具合の可能性を聞かれて、「問題があれば営業していない。」と答えた。
安全点検に対する同社の信用性を語りたかったのだろうが、死亡事故が起きたことに対す
る企業責任の認識に欠けた安全対応の不備は隠しようもない。
施設設備を信用し、興味をもってここで楽しみたい市民をアトラクションに誘うアミューズメン
ト会社の社会的責任、使命、管理能力の真摯な姿勢が欠けていた。
起こるべきして起きたなどと言えるはずもない悲惨な事故だが、入園者への同園安全対
応の不備が、関係者の「心持ち」意識にあったことを冒頭の会見で自ら説明してみせて、点
検上の問題へと波及するのは自明のことだった。
転落した小型コースター搭乗者は、大柄な体躯で安全バーが固定できないと話していた
(報道)といい、マニュアルでは係員(当時はアルバイト)がスタート前に安全確認することに
なっていたが、当時は実施されていなかった(報道)と言われている。
日常性を離れて危険と隣り合わせの刺激のある娯楽を楽しむアミューズメントパークでは
安全がプライオウリティ(priority)で、提供する企業側には関係者全員に「間違っても安全
(fail safe)」の認識対応、徹底した意識統一、責任力、機動性、監視力が求められた。
危険と隣り合わせの刺激のあるアトラクションでは、ハード面(機能、操作)でも「間違って
も安全」の仕組み、対応が不可欠なのは当然のことだ。東京ドーム社では欠落していた。
安心して安全にアトラクションを楽しめないアミューズメントパーク経営の社会的使命、意
識の低さを示す「問題があれば営業していない。」発言だった。
(2)民主党政権最初の元首相が、愛知県知事選挙応援の名古屋市内演説で「こんな党を
つくったつもりじゃなかった。」発言で、元幹事長と政府・党との党内権力闘争を批判した。
元首相のスローガン「友愛」は、元幹事長の「政治とカネ」の引責も求めての最後に見せ
たせめてもの国民、同士への誠意と思っていたら、辞任後はその元幹事長と結束しての政
権批判だった。
この元首相、「友愛」といい、「日米対等外交」、「東アジア経済圏」といい、概念には見る
べきものがありながら、自ら自己矛盾に落ち入る節度がなくて、戦略のない思いつきの理念
のない言葉のら列でしかなかった。理念のない思いつきの言葉に、国民の政権交代の想い
が弄(もてあそ)ばれた訳だ。
「こんな党をつくったつもりじゃなかった。」とわずか1年半で今更言われても、国民の選択、
想いはどうしてくれるのか。
国民生活第一と言っておきながらの、その国民に背を向けて党内事情ばかりを見ている背
信の言葉だ。
「友愛」と言うのも政治用語としては、焦点の合わせようもない漠然とした言葉づかい
(wording)だった。