(1)昨日のプロ野球は、①米国メジャーリーグで3Aから昇格したその日の復帰第1戦でレイズ(rays)の松井秀喜さんがいきなり2ランホームランをライトスタンドに豪快に打ち込み、②日本プロ野球では今年巨人に移籍した杉内俊哉(投手)さんが9回2アウトまでひとりの走者も出さない完全試合直前の力投で、その後四球を出してのしかしノーヒット・ノーラン試合を記録した。
杉内さんのリズム、テンポのいい糸を引くように走るストレートの小気味のいい投球が圧巻だった。小柄な杉内さんだが安定した投球フォームから放たれるボールは、手先から捕手まで糸を引くような杉内ストレートだった。
最近のチェンジアップ、ツーシームの変化球主体の他の投手ではあまり見かけない杉内さんの「糸を引く」ストレートで、見事な球筋だ。
小柄(175センチ)ながら足が地をはうような安定した投球フォームから、ゆったりと落ち着いた投球リズム、テンポが生みだす「糸を引く」ストレートだ。投球フォームのお手本のような杉内ストレートだ。
もちろん、昨日ケガから久し振りに1軍復帰した楽天投手の田中将大さんの力感ある力投があってこその比較相乗効果、杉内クローズアップのノーヒット・ノーラン試合だったのだ。
野球はひとりで成り立つものでもなく、自チーム、相手チームの相応の健闘、緊迫の時間の推移もあってこその「醍醐(だいご)味」だ。
(2)米国メジャーリーグ、レイズの松井秀喜さん復帰第1戦は4月にイチローさんのいるマリナーズ相手に完全試合を達成したホワイトソックスのハンバー投手が相手だった。4回の第2打席で真ん中やや高めに入ってきたストレートをジャストミートし、ライナー性のバットから光線(ray)を引くように力強く大きな打球がライトスタンドに突きささる快心の松井光線ホームラン(ray's home run)だった。
松井さんにとっては久々のメジャーリーグ、相手は今年の完全試合投手しかもイチローさんを完全に抑えた相手とあっては、舞台はこれ以上もない設定の中で高い松井集中能力が見事に発揮されたホームランゲームだった。
松井秀喜さんはヤンキース時代の09年に日本人メジャーリーガーとして初めてワールドシリーズMVPを獲得して、大舞台に強い世界的「実力(real power)」を証明した。
その後ヒザの手術などもあって守備の機会も減ってシーズンを通しての本来のリズム、調子を取り戻すこともなく、今年は5月まで所属チームも決まらない状態だった。
松井さんは37才の現在もケガは別として体調管理(weight)が行き届いて衰えも少なく、機会さえ与えられれば「実力」を発揮できると述べてきた。
その科学的、相対的根拠は体調管理以外にはない訳だけれど、科学的根拠などとは普遍的な誰にでも当てはまる理由付けの一般的定義論であるから、ワールドシリーズMVP、メジャーリーグ10年目を迎える松井秀喜さんのような特殊高能力者にはそもそも当てはまる定義論理ではない。イメージ先行(実績評価)でも正当性はあるということだ。
その通り、見事なレイ(光線)・ホームランで「実力」を証明してみせた。もうひとつメジャーリーガーのすばらしいところ。ホワイトソックス完全試合投手ハンバーさんのこのゲームでの「語り」が印象的だ。「打たれたのは速球。失投じゃない。いいスイングをされただけ。」
真ん中やや高めのストレートで力で真っ向勝負をあえて挑むメジャーリーガーの「やり方」、心意気と理解すべき「醍醐味」だ。
杉内さんのリズム、テンポのいい糸を引くように走るストレートの小気味のいい投球が圧巻だった。小柄な杉内さんだが安定した投球フォームから放たれるボールは、手先から捕手まで糸を引くような杉内ストレートだった。
最近のチェンジアップ、ツーシームの変化球主体の他の投手ではあまり見かけない杉内さんの「糸を引く」ストレートで、見事な球筋だ。
小柄(175センチ)ながら足が地をはうような安定した投球フォームから、ゆったりと落ち着いた投球リズム、テンポが生みだす「糸を引く」ストレートだ。投球フォームのお手本のような杉内ストレートだ。
もちろん、昨日ケガから久し振りに1軍復帰した楽天投手の田中将大さんの力感ある力投があってこその比較相乗効果、杉内クローズアップのノーヒット・ノーラン試合だったのだ。
野球はひとりで成り立つものでもなく、自チーム、相手チームの相応の健闘、緊迫の時間の推移もあってこその「醍醐(だいご)味」だ。
(2)米国メジャーリーグ、レイズの松井秀喜さん復帰第1戦は4月にイチローさんのいるマリナーズ相手に完全試合を達成したホワイトソックスのハンバー投手が相手だった。4回の第2打席で真ん中やや高めに入ってきたストレートをジャストミートし、ライナー性のバットから光線(ray)を引くように力強く大きな打球がライトスタンドに突きささる快心の松井光線ホームラン(ray's home run)だった。
松井さんにとっては久々のメジャーリーグ、相手は今年の完全試合投手しかもイチローさんを完全に抑えた相手とあっては、舞台はこれ以上もない設定の中で高い松井集中能力が見事に発揮されたホームランゲームだった。
松井秀喜さんはヤンキース時代の09年に日本人メジャーリーガーとして初めてワールドシリーズMVPを獲得して、大舞台に強い世界的「実力(real power)」を証明した。
その後ヒザの手術などもあって守備の機会も減ってシーズンを通しての本来のリズム、調子を取り戻すこともなく、今年は5月まで所属チームも決まらない状態だった。
松井さんは37才の現在もケガは別として体調管理(weight)が行き届いて衰えも少なく、機会さえ与えられれば「実力」を発揮できると述べてきた。
その科学的、相対的根拠は体調管理以外にはない訳だけれど、科学的根拠などとは普遍的な誰にでも当てはまる理由付けの一般的定義論であるから、ワールドシリーズMVP、メジャーリーグ10年目を迎える松井秀喜さんのような特殊高能力者にはそもそも当てはまる定義論理ではない。イメージ先行(実績評価)でも正当性はあるということだ。
その通り、見事なレイ(光線)・ホームランで「実力」を証明してみせた。もうひとつメジャーリーガーのすばらしいところ。ホワイトソックス完全試合投手ハンバーさんのこのゲームでの「語り」が印象的だ。「打たれたのは速球。失投じゃない。いいスイングをされただけ。」
真ん中やや高めのストレートで力で真っ向勝負をあえて挑むメジャーリーガーの「やり方」、心意気と理解すべき「醍醐味」だ。