西田征史さんの舞台劇を元にした、同じく西田さんの初監督映画です。
中学生の頃に両親を亡くして、以来2人で暮らす変わり者の姉と弟の話。
僕がこれまでに姉を殺したいと思った事が人生で3度ある
というような弟の独白から始まります。
じわじわくるエピソードを淡々と重ねる系。
箇条書き内容ばれ
・舞台劇→小説→映画みたいなんだけど、
遊園地のシーンとかは舞台劇ではどうなってたんだろう。
・西田さん作品に絵本が出てくると、蟹…という気がする。
・疲れていても、ちゃんと野菜を食べて鰹節を削って
いただきますを言って、食事は必ず汁物から食べる姉弟は、ぐうたらしているけど
躾けのきちんとしたお家で育ったんだなあという感じ。
・ミッチーの役は、「イン・ザ・ヒーロー」の彼に比べたら
良い人で本人に全然悪気はないんだけど、
殴らねばならぬような気がしてくる不思議。
良い人だが女を見る目がねぇ。
・小野寺弟の相手の人は、その女子力の高さに震えあがったが
ところで犬どうするの?と思った。
・元カノのひとも別に悪い人ではない。仕方ない。
・涙を抑え込んだけど、ワイルドストロベリーが咲いているのを見ちゃったらもうだめ
というの何となく分かる。
お遊びとして、桂正和先生が一瞬出ておられます。
(私は見つけられなかった。片桐仁さんは分かった)
ブルーローズの声優さんが小野寺姉のライバル役として出てきます。