(序盤ばれ)
脳筋ヘラクレスがワーって大暴れする映画だな、と思って行ったら、
ヘラクレス伝説をプロデュースしてリーダーを売り込み、仕事をゲットして
実際は戦術指南、合戦の指揮を得意とする傭兵集団の話でした。
でも超人的な力を持つヘラクレスの無双シーンもちゃんとあるので
そういうのが見たい方も楽しめます。
意外に当たりのB級エンタメ。
ヘラクレスをサポートする仲間たちはかつて彼に助けられた者で、
全員ヘラクレスが大スッキ。
特に戦禍で同胞をすべて失い心の壊れたテュデウスとヘラクレスの関係がよかった。
お互いに悪夢を見るとそっと様子を伺うところとか、
将来は辺境での隠居を夢見るヘラクレスが、テュデウスだけは一緒に連れて行くと言ったりとか。
内容ばれ
ヘラの栄光(物理)
戦車の車輪から刃が飛び出たりするのは実にいいですね。
弓の上下端に刃物がついてるのとかもポイント高いです。
予言者アムピアラオスとかも結構おいしかった。
アムピアラオスとテュデウスはテーバイ攻め七将からのネーミングなのかな。
原作はコミック。
これガチで能力を全員に割り振って、
突出した人間はいない事にしても面白かったかなと思うのですが
そうすると脳筋好きなひとが楽しめなくなるので
やっぱり映画の設定がベストか。
エンディングがとてもいいです。
冒頭でヘラクレスが一人で挑んだと語られた偉業の数々を
実はチームのみんなが、こういう作戦で遣り遂げたんだよ!
というアニメーションで、結構ぶわわわとなります。