ニューオーリンズ大学で心理学哲学を教える主人公は
猫と野鳥を愛する変わり者で、
周囲からも地味でパッとしない存在だと目されていた。
教授職の傍ら、警察に協力しておとり捜査のスタッフをしていたが
ある日停職になった殺し屋役を演じる同僚に代わり
凄腕の殺し屋を演じてみると、それが意外と高検挙率をあげ…というあらすじ。
(殺し屋を演じた教授は実際にいたらしい)
冴えない中年男性変身ものです。
サスペンスブラックラブコメディー。
最近ひっぱりだこのグレン・パウェルさんの、
驚きの七変化が楽しめます。
ベッドシーンが何度かあるよ。
ラストまでばれ
保身のために人を殺した者同士のハッピーエンドでびっくりした。
お子さん、サラブレッドじゃないの!
嫌われ者のアホは殺されても司法が機能しないという内容なのだが
そこまで深く考えて撮られてないような気もする。
子供に暴力をふるったり、女に加害したりするやつはまあ死んでもいいか…?
と一瞬考えたが、いや、誰に対しても司法はきちんと機能しないとだめだ。
性格を決定付ける主要5因子、
「外向性」「誠実性」「調和性」「開放性」「神経質的傾向」
あとで調べたら面白かった。
でもこの映画の場合、性格とは固定しているわけではなく
明日にでも全く違う自分になれるという内容なのだが
「インサイドヘッド」や「スオミの話をしよう」と
どことなく地続きで面白い。
主人公のゲイリー、
最初はユーモラスで無害なキャラクターに見えるが
別に倫理観が高く共感性にあふれているわけではないところが
ロンの下地になっているのが分かる。
ミステリ的に考えると
・唾液や尿などが漏れていた場合、殺害場所が違うことがばれる。
・ビニール袋の入手先。いつどこで。
・移動途中監視カメラに写っているのではないか。
・胃の中のビールはいつどこで買ったものか。
現金で?電子マネーで?目撃証言は?カメラ映像は?
・保険金の手続きをしたのは誰なのか。
という部分から崩せる気がするが、
嫌われ者のアホなので誰も調べなかったのだろう。
DP&Wに続いてホンダ(シビック)dis。
陰で笑われるレベルで、
つまんねー、だせー男の乗る車という認識になりつつあるのか?