最近、自分の職場のプリンタ=MG3630のWIFI電波の状態が不安定なので、4台のPCからUSB切替器でもってこのプリンタに4対1で結線して印刷をしています。でも、このようなやり方は、1995年当時、Windows95時代の通信回線がISDNの64b/s程度の貧弱な速度であったときの名残とも云うべき代物です。つまり、たとえて云えば、そのような遅いWIFI電波に乗って印刷するのは到底無理というか不可能であるので、やむなくUSBのケーブルでもってPCとプリンタの結線を切り替えているのです。
まあ、今となってはお恥ずかしい貧弱なWIFI環境なのですが、なにしろ事務所が間借りで母屋のWIFIルーターからの電波を無料で分配してもらっているような形で、感謝こそすれ苦情は一切云えない立場なので、そういう風に有線接続なのです。
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ところで、ものはためしという事で今回、自宅の自室でのWIFI電波を使ってPC4台からの印刷命令をMG3630で受ける実験を行いました。WIFIの通信速度は、だいたいにおいて5Mb/s~10m/s程度は確保されていますから、有線で接続しなくて、もっぱらWIFIでプリンタに繋がって印刷できるように設定しました。つまり、MG3630は、ローカルネットワーク上では、192.168.0.22の番地をもっていて、4台のPCもそれぞれ、PC1=192.168.0.10、PC2=192.168.0.11、PC3=192.168.0.12、PC4=192.168.0.13という番地を割りました。そうすると、簡単にどのPCも22番のプリンタを認識して印刷ができることがわかりました。これは、USB接続と違って切り替える必要がなくて、印刷命令が早いもの順に確実に印刷されていきますから、有線接続と比して格段に便利だと思いました。