昨日は、阪神が楽天に逆転負けしました。それで、負けた原因はいろいろあるでしょうが、監督の采配が悪いというのがヤフコメではいちばん多かったようです。でも、私は、基本的にはこれは結果論ですから、そういうように決め付けない方がいいとおもいます。 要するに、采配が裏目に出ただけであって、勝敗は時の運というか一種の博打ですから、昨日の場合はたまたま外れたのであって、和田采配はしかたがないとおもわれます。監督はメッセを完封させてあげたい気持ちが大きかったと思いますので、いけるところまでは任せたわけです。まさかこうなるとは予想だにしなかったのですから、オスンファンは明らかに準備が出来ていなかったのです。ですから、こうなったのも仕方がないと素直にファンとして諦めたらいいのです。
ゴルフやフィギュアスケート、陸上、水泳競技などのような個人競技ではなくて、野球は対戦型で駆け引きと偶然性の強い考えるスポーツですから、時として、このように無残に逆転負けすることも、一定の確率で起こり得ます。野球は競馬のようなギャンブル性の高いスポーツではないのですが、それはお金がかかっていない点だけが相違するのであって、野球賭博なんてこなれた熟語があるところを見ると、ある意味、ゴール前の駆け引きと良く似た面が野球にはあるということも強く認識しておくことが、昨日の試合では重要だと考えさせられました。そういう意味では、和田監督は、勝負師としての緻密な計画性が乏しいような気がいたしました。
具体には、解説の小山氏が云われたように、長い長い攻撃のあとのメッセの肩慣らしへのケアが不足していたとは思います。あのフォアボールで長時間塁に出ていたのが痛いと思います。歩かされて3塁まで進塁したのがきついダメージだったのは否めません。 しかしながら、プロ野球は本来そういう過酷で耐え難い状況でも果敢に戦い抜くのが当然なのです。アメリカの大リーグでの球数制限のような慣習は、日本のプロ野球では一般的には通用しません。どんな仕事でも、体力と知力の限界まで頑張って過労死するほど頑張らざるを得ないのが、残念ながら、自分自身の60歳の定年まで、ごくあたりまえの毎日の勤務状況でした。
これが日本社会では、世間並みというか普通なのですだから、メッセはこれでも乗り越えられて当然だと監督は判断したのであって、今回に関しては、それがなぜか完全に裏目に出てしまっただけであって、和田采配がそれほど間違った采配ミスではないように感じます。 付け加える話としては、和田采配でもっとも評価すべき点は、今日は活躍できなかったですが、梅野をしんぼう強く最後まで起用したことです。
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失敗は成功のもとです。負けたら負けたできっと良い経験になるでしょう。エジソンじゃあないですが、こうすれば負けるということがわかっただけでも、昨日の惨敗経験は成功ではなかったのか・・・と思いたいです。 まだまだ長いシーズンです。いろんな負けもあるから、ファンが学ぶこともたくさんあります。
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