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USBメモリが破損する場合

2019-02-28 07:40:08 | 機器について

 標題については、ネット上に公式にも個人的にも、いろいろと注意事項が書かれているので、なるべく冗長な説明をを避けて書きます。MS社のアナウンスでは、NTFSフォーマットの場合はWINDOWS7ではログファイルシステム=LFSのバージョンが1.1でwindows10でLFS2.0に変更されていることから、windows10機種に挿入したUSBメモリを「安全な取り外し」の手順を経ずに抜いて、WINDOWS7機種に改めて挿入した場合、LFS2.0になっているために読めなくてCHECK DISKを始め、最悪はUSBメモリが破損するということです。

 ところが、某知人が使っていたUSBメモリがFAT32だったのに破損したケースがあったようです。「安全な取り外し」の手順は厳守しているということだったので、あえて以下のようなことは質問しなかったのですが、可能性として99%は「安全な取り外し」の操作手順を守っていたが、図らずも1%だけ正規の取り外しのマニュアルに従っていない場合があったのではないか?・・・つまり、windows10機種のシャットダウンの操作を行ったあとにUSBメモリを抜けば、これは必ず「安全な取り外し」になるのだと解釈して、終了時にUSBメモリを引き抜く場合があったのではないか?ということです。

 恥ずかしながら自分自身も今までそういう風に解釈していました。よくよく考えれば、PCの設定が「高速スタートアップ」の状態でシャットダウン後に引き抜けば、これは言い換えれば待機電力状態=スタンバイの状態であり、電圧が1W〜5W程度で低いですがONなのです。だから「安全な取り外し」にならないのです。したがって、残念ながら、USBメモリをPCの起動中に突然引っこ抜いたのとよく似た誤った操作です。ただし、正確に言えば100%破損するということではなくて、Fat32のUSBメモリの場合は不用意に引き抜いたとしても大抵の場合は壊れない仕様になっているので、稀に壊れるということです。そういうわけで、大抵の市販のwindowsパソコンは出荷時に「高速スタートアップ」に初期設定されているので、USBメモリを終了時に引き抜くのは、破損を引き起こす可能性が若干程度あるので止めたほうがいいということです。

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結論ですが、こういう思い違いによるUSBメモリの破損事故が起こらないように、Windows10では「高速スタートアップ」を解除しておけば、シャットダウンすると電源が手順を踏んで完全に落ちますから安全です。終了時にUSBメモリを引き抜いたとしてもNTFSフォーマットの場合はLFSが1.1に書き戻され、windows7機種に差し替えても破損せず、またFAT32フォーマットの場合もUSBメモリは壊れません。 

 

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