高度情報化に伴う公民館の通信環境の整備・改善が遅れたことからくる電波障害の責任を、より弱い立場の任意団体のPC担当者に帰するのは、いかがなものか?
自分の所属している某任意団体の事務所で再三、ネットワークが切れることがありました。なので、同じネットワークにつながっている公民館の2Fで市民パソコン講座を担当している方から、事務所のPC担当者の私に対して、2重ルータを接続しているのではないか?その結果貴殿のせいでPC教室が通信障害で迷惑している・・・といったあらぬ疑いをかけられました。また、これを聞いた公民館の職員=公務員からも、この件に関して実際どうなっているんだ?といったあらぬ疑いや質問を投げかけられました。全く身に覚えのないことですから、非常に腹が立ちました。というのは、元来、公民館で起こった通信障害の修復自体は、当然、通信設備を設置・管理している公民館の責任で解決すべきものであるにもかかわらず、それを完全に私なんぞの弱い立場の任意団体の一ボランティアに責任転嫁をしているからです。
こんなことを放置すれば、標題に書いたように瓜田に履を納れず李下に冠を正さず・・・ということで、これは、公民館職員=公務員の職務怠慢と私に対する名誉棄損といった行為を放任することであり、ひいては、公民館長や市長の監督責任にもなるので、早急に改善してほしいと要望したわけです。そうでないと、市民の信頼を失うことになりかねません。
理屈からいえばそうなのですが、一方、もともと、当事務所は公民館の一室を借りている任意団体であり、インターネット回線と通信設備は公民館のものを無料で使わせていただいていて、自分たちの経費で支払っているのではないことから、あまりこの点を真正面から追及するわけにもいかない事情もあります。
団体の事務所長には、この辺の事情を説明して、さし障りのない範囲で公民館長に改善を要望するので、ダメもとで専門的な知識で持って対応するから了解して任せてほしいとお願いして了承されました。
上記の点について詳しく具体に説明すると、最近のスマホやタブレットの普及で、この公民館を利用する人でWIFIルーターに接続する人が飛躍的に多くなった結果、通信回線が容量オーバーで輻輳する場合が起こりやすくなっているわけです。決して、私が2重ルーターを設置しているわけではなく、したがってそういうことが輻輳の原因じゃないのです。原因は、貧弱なルーターにあるのです。これを、役所の方で必要な経費を予算化して容量の大きな本格的なサーバーに交換して、サーバー管理をきっちりすれば解決する問題です。でも、それには人件費・設備に多額の経費が発生するので実現しないわけです。そこで、私が公民館長に要望・指摘したのは、J-comネットの速度を12Mbpsから120Mbpsに増強することでした。これによって、昨年の5月には輻輳が減り通信状態が多少は改善いたしました。
その後、役所の計らいで、この2月には当団体事務所の公益性を考慮して、古いPC=Core i3からcore i5のより早い速度の機種に乗り換える費用を捻出していただき、また、古いページプリンタやFAXも廃棄して新機種を購入させていただきました。それで、以前より年々飛躍的に事務所の事務量が増えて困っていた分だけ、迅速に事務処理できるようになり、大変ありがたく思っています。
今後とも、このように、ひとつひとつ、行政の支援を知恵を出してひきだしながら、某団体事務所の通信環境および事務処理環境を改善していきたいと思います。