SQLite Integrationというプラグインを使えば、WordPressの最新版を稼動させることができます。具体に言うと、さくらサーバーのライトプランやロリポッ プのエコノミープランで、MYSQLは装備されていませんが、SQLITEは装備されているので、一応はWordpressが稼動できます。
そのやりかたの手順や説明は、以下の通りです。sqlite integurationというプラグインをURL= https://ja.wordpress.org/plugins/sqlite-integration/
からダウンロードして、デスクトップにLHASAなどの解凍ソフトを使って解凍してフォルダを貼り付けます。また、wordpressの最新版は、URL= https://ja.wordpress.org/ でダウンロードして、同じようにLHASAなどで解凍してデスクトップにフォルダを貼り付けます。(図1)
次に、wordpressのフォルダの中味をクリックして見てみますと、wp-contentというフォルダがあります(図2)ので、そこへsqlite-integlationのフォルダからdb.phpを切り取って貼り付けます。(図3)
図 1 図 2 図 3
さらに、図3のwp-contenの中のpluginというフォルダに、先ほどdb.phpだけが切り取られたsqlite-integlationのフォルダごとコピペします。(図4)
図 4 図 5 図 6
次に、図2の「wordpress]フォルダの中にある「wp-config-sample.php」というファイルをテキストエディタ(TteraPad)で開きます。(図5)
編集箇所は、55行目から63行目です。この部分を、Wordpress.org内のURL=https://api.wordpress.org/secret-key/1.1/salt/
にアクセスして、自動生成の暗号化キーをコピーしてから、丸ごと55行目から63行目に上書きで貼り付けます。そして、ファイル名をwp-config.phpに変えてから保存します。
以上の一連の作業が終わったら、デスクトップ上の「wordpress」というフォルダごと、FFFTPなどの転送ソフトでサーバーに転送します。(図7)
そして、URL=http://hogehohoge/wordpress/ をアクセスすると、図6のインストール画面に移ります。あとは、ブログ名 ID パスワードを入れるとwordpressが起動します。
図 7
手順は、以上です。
一般的な話ですが、いわゆる格安サーバーは、多人数が1つのサーバーを共用しており、特に混雑している場合はアクセスに時間がかかることがあります。さらに、WordpressやMovabetypeなどのCMSを使うためにはMYSQLのような処理の重たいデータベースを組み込む必要があり、これで公的なサイトの運営をして「お客さまご意見欄」とか「アンケート欄」など双方向の通信を頻繁に行う場合は、尚更ページめくりに時間を要しますから、そういった本格的な用途では、格安サーバーでデータベースを使うのは避けた方がいいのではないかと思われます。ただし、とにかく経費を安くして、公的なHPを運営したいのであれば、普通のHtmlだけを使ったHPを格安サーバーを借りて立ち上げればいいのであって、その場合は、さほど問題がないと思われます。これは、大抵の場合、2~3秒で読み込めます。
もっと具体的に説明すると、回線の混雑状況にもよりますが、たとえば、自分の作っているWordpressの某任意団体のブログサイト(写真を毎ページ掲載で60の記事程度)を閲覧していた場合に、平日の午前9時過ぎですが、起動するのに30秒~40秒程度もかかっている場合がありましたから、このような通常アクセス数の閑散としているであろう時間帯にも時間がかかり過ぎる状況では非常に困るな・・・と感じていました。
特に、日曜日や祭日になって回線が混雑している場合は、アクセスに時間がさらにかかる傾向が強く、これではとても使い物にならないと思って某格安サーバーは解約いたしました。
つまり、そういうことでは、当然、団体のHPを一般住民にアクセスしてもらえませんから、さくらのライトプランに乗り換えたような次第です。
この「さくらのライトプラン」は、わずか月額127円の超低価格で、MYSQLではなくて標題のようにSQLITEという軽量のアプリを使ってwordpressを動かせます。ですから、アクセス速度は意外に速くて、大抵の場合2~3秒でサイトが読み込めますし、土曜・日曜・祭日などの混雑時にも、さほど待たされずにアクセス出来るので重宝しております。(笑)