この不景気な世の中で買い控えや倹約が広がっているというのに、ことタブレットやスマホに限っては、iphoneをはじめ大流行です。でも、それなりの経済観念が行き渡っていて、少しでも経費を安く上げようと考えて、たとえばiphone4を下取りしてもらったり、wifiに接続したり、家族割をしたりと賢い消費者が大多数を占めていますので、案外、家計の中で通信費が膨大になって浪費にはつながっていません。これは決して誇大な言い方や特殊なケースに言及しているのではなくて、だれしも現行のスマホの通信料金が高すぎると感じているからこそ、徹底的に節約を心がけている成果なのです。スマホに1万円以上通信費を掛けている人は少ないです。
通信量に応じて従量制で3GBとか7GBまでは一定の料金ですが、それ以上は別途料金を払わなくてはならない制度に10月から移行していますので、その辺の事情を察しているのでしょう。自分の月間通信量(パケット量)がどのぐらいかはヘビーユーザーじゃなくてごく普通のでもよく知っていて、かなり浸透している現象です。ですから、今後は無駄な通信料金を払っている人はもっと少なくなるでしょう。今までのように使い放題の世の中ではないのです。日本以外では、すでに使ったパケット通信料に応じて課金される完全従量制度になっていますので、だんだんと日本もそういう料金体系に移行していき、ほんの一握りの2%のヘビーユーザーの使用したパケット通信料金を、善良な98%のさほど使わないユーザーが負担するような馬鹿げた料金体系が是正されていくでしょう。
また、もっと徹底した倹約家は、こういう工夫もしています。・・・・・・家にPCでインターネットをしているのに、スマホやタブレットで外出先でも通信したいので、通信料金の無駄を極力省くことを考えて、イオンではシムfreeで月々980円の低速通信(128KB/s)を契約することができるので、それを利用するとか、携帯とスマホの2台持ちはやめてスマホだけにして、スカイプで電話をするとかGメールを中心にメール交換するとか・・・ さらに、ケーブルテレビを契約しているならば、スマートフォンは1500円程度割引されるので、それを利用するとか、インターネットもケーブルテレビに契約変更すれば電話込み・プロバイダ込みで3900円で済むとか・・・そういった節約術がたくさんあるので、節約を徹底的に研究しない手はありません。つまり、通信インフラは今や食べものみたいに生活必需品なので、倹約方法を徹底的に調べ上げることが、これからの時代は必要です。 そういった家計を圧迫しない、かつ通信回線を守るように心がけながら、最新技術を活用する知恵が、これからの不景気な世の中にはぜひとも必要ではないでしょうか。