ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

とんこつ醤油ラーメン@悟空

2009年12月16日 13時25分57秒 | 北陸ラーメン大学
九州出身の学生が「面白いラーメン屋を見つけました.」と言ってきた.
どこが面白いのか聞いて見たら,豚骨ラーメンだけど,脂が2層に分離して,ものすごくこってりしている,云々.

本場の豚骨ラーメンを食べて育った長崎出身の彼は,金沢の豚骨風ラーメンに驚きを感じたのかも知れない.

じゃあ,その面白いラーメンをみんなで食べに行こう.
これが,「北陸ラーメン大学」の始まりだった.

と,言っても,これはかなり昔の話.
乙丸陸橋のたもと付近にログハウス風のラーメン屋があった頃の話.

今でこそ,金沢でもいろいろな種類のラーメンを楽しむことが出来る.
でも,当時の金沢は,今と違って,ラーメン屋のバリエーションが限られていた.
あっさり薄味で醤油と塩の中間みたいなラーメンが多かった.
そんな状況で,ログハウス風ラーメン屋「悟空」の脂が分離した「こってりラーメン」は異彩を放っていたと思う.

その「悟空」が旭町へ移ってから久しい.
ここへ足を運ぶたびに,そんな昔話を思い出す.
たわいもない話だけど,「悟空」は「北陸ラーメン大学」の原点なのだ.

旭町は学生アパートが立ち並ぶ静かな学生街.
賑やかな山側環状線から浅野川を隔てているので,とても閑静で落ち着きがある.
先日,本当に久しぶりに旭町の「悟空」へ行った.

          

脂が分離していない「とんこつ醤油」を注文.

          

とんこつスープがベースの茶褐色.
豚の甘みが効いている.
でも,豚骨独特のムッとする臭いはない.
「こってりラーメン」とは違って,脂分はかなり控えめ.

麺は水分が多くツルツル.
黄色のストレートの細角麺.

意外に厚みがあるチャーシュー.
甘めの味の肉感あふれるチャーシュー.

緑の葉っぱ(水菜かな?)に彩られていて,とんこつ醤油の割にはさっぱりした印象.

          

本場九州の荒々しさがなく,ちょっぴり上品なとんこつラーメンでした.


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