家のどこかが鳴るような、軋ませるような強い風がやっと
おさまったのでしょう。氷頭膾という中秋の季語が、野分や
颱風の過ぎていったことを思わせて、肴にしている氷頭膾が
こりこりと耳の中で小さく響くような静かさを思いました。
裏山に四季を感じながら手まめに料理する穏やかな暮らしぶ
りも感じられて、忙しい私には羨ましくも思えた句。(H)
おさまったのでしょう。氷頭膾という中秋の季語が、野分や
颱風の過ぎていったことを思わせて、肴にしている氷頭膾が
こりこりと耳の中で小さく響くような静かさを思いました。
裏山に四季を感じながら手まめに料理する穏やかな暮らしぶ
りも感じられて、忙しい私には羨ましくも思えた句。(H)