「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

笹鳴をそびらに鍵のみつからず 今野紀美子

2021-05-25 03:58:33 | 日記
鶯は冬になると餌を求め、山を下り人里で暮らし、鶯らしくもなく小さな声で鳴いている。この声に背中を向けて、玄関の前でバックの中を手探りして鍵を探している。寒いので一刻も早く家に入りたいのだが、中から鍵を開けてくれる人がいないのだろう。何でもそつなくこなす作者を知っているだけに「あれ?」と思った。小さく声を漏らしながら「えっ!うそ~?」と、慌てている。直に見つかったとは思いますがドキッとしましたね。(博子)

2 コメント

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笹鳴き (今野紀美子)
2021-05-25 10:51:09
博子さん鑑賞ありがとうございます。
最近仏飯を餌台に置きますと雀の他に
珍しい小鳥も啄んでくれます。

家に帰ると餌を食べてくれたかなと気に
なって、鍵が手探りで探せません?

そんなこの頃です。
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仏飯 (博子)
2021-05-26 04:11:01
ご主人にあげた仏飯が小鳥をよんで紀美子さんが淋しくないようにして下さっているのでしょうね。
俳句も元気に生きる助けになっているのでしょうね。
私は体がいくつあっても足りない感じの忙しさに昨日から父が具合を悪くして夕べは寝られなかったです。三時半ごろ呼吸が落ち着いてきて、少し安心しました。今日も頑張ります。
滝の皆さんに会いたいです。
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