「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

ゆっくりと卵にもどる日向ぼこ 成田一子 「滝」12月号<瀬音集>

2014-12-14 04:15:24 | 日記
 ほとんどの生き物は卵から生まれ、成長し、老いて一生が
終わる。人の場合、年を取り、老いて日向ぼこで、卵に戻れ
ば、もう一度人生をやり直すことが出来るかもしれない。卵
に戻るという発想が楽しいし、日向ぼことの取り合わせが上
手です。ありそうもない現実から抜け出して、詩の世界を広
げてゆき縦横に羽ばたけるのは素晴らしいと思いました。
(鈴木弘子)