MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

永久歯が生えない「先天性欠如」

2011年12月14日 | いろいろ
 今朝のNHKニュース。
 永久歯が生えない(永久歯の歯胚が元々ない)「先天性欠如」の子が10パーセントもいるというニュースをやっていました。
調べてみたら、朝日新聞(2011年3月7日)の記事でも同じ内容を発見。
 <リンク>
「永久歯そろわない子、1割 歯周病の原因にも」 学会調査 - 朝日新聞社 asahi.com

 「多いなぁ」と驚いてしまいます。

 実は、我が家も長男が永久歯先天性欠如です。
 親知らずのほかに、乳歯の臼歯が生えている部分にも1本欠如があるので、その部分の乳歯は抜けないんだそうです。

 そういえば私も「親知らず」が1本だけでしたから、3本は「先天性欠如」だったわけですね。

 知人には、30代後半でも乳歯が残っている人がいます。
 ニュースでは「乳歯は20代30代までしか持たない」ような内容を放送していましたが、口内環境によっては一生(80代になっても)乳歯で生活できる人もいるようです。
 長男も、「乳歯を永久歯の代わりに使っていく」という治療方針です。
できるだけ長く使えるといいのですけれど、そのために虫歯予防・歯周病予防にも気をつけていかなければなりませんね。

 永久歯の代わりをする乳歯が虫歯になっては一大事!
 こまめな定期検診が大切ですし、矯正が必要になる人もいるようです。

 幼児期・学童期に歯医者に行ってレントゲンを撮ることも大事だと、私は実感しています。
「どうせ生え変わるから」と思っていて、実は生えてこないこともあるのですから!
 幼稚園や小学校の定期検診で虫歯がなくても、歯科医に連れて行くことをオススメします。
 最近は、「放射線量の少ない、時間も短くすむ」デジタルレントゲン検査ができる機械が導入されている小児歯科もあります。

 自治体によって違いますが、子ども向けの「歯科治療費免除」のあるところもあります。
 低学年のうちに皆が歯科レントゲン検査を受けられるようになるといいですね。

■永久歯の先天性欠如の注意点
・幼児期からこまめに定期検診に行く
・乳歯永久歯の生え変わり期にはレントゲン検査をする
(永久歯の歯胚を確認するため・乳歯がなかなか抜けない時は必ず確認を)
・乳歯が虫歯にならないように、丁寧な歯磨きをする
・かかりつけの小児歯科(矯正歯科)をもつ。
(「しっかり丁寧に説明してくれる」「評判がいい」歯科医がいいですね)
・不安があれば、別の歯科医でセカンドオピニオンを!

 親ができることは、「歯科医に連れて行くこと」と「歯磨きを習慣付けすること」、そして「過剰に不安がらずに情報を集めること」。あとは、専門家(歯医者さん)と相談してじっくり治療に臨むのが一番。
 長期戦ですけれど、頑張りましょう。

<追記>
 京都市には、小学生のむし歯治療費が免除になる「学童う歯対策事業」の制度がありますが、レントゲン検査や「先天性欠如」は虫歯ではないので、対象にはならないようです。
京都市教育委員会 - 学校保険担当
(「学童う歯対策事業」の対象者や治療内容について書かれています)
コメント
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