行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

観音様と生きる

2018年07月27日 | 仏の心
「死にたい」と言っている人に

「生きていればいいことがあるよ。」

と答えることが、とても残酷なことである場合があります。

生きていてもいいことがないから、「死にたい」と言っているのですから。

そんなとき、観音様は、「私も苦しいのですよ」

と、一緒に泣いて下さいます。

観音様は、

男の前では男に、女の前では女に、赤子の前では赤子の姿で、年寄りの前では年寄りになって、喜んだり、悲しんだりして下さるのです。

時には、人を励ますことも大切かもしれません。しかし励ますだけでは決して救われません。

「生きろ」ではなく「一緒に生きましょう」が観音様の心なのです。


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