行雲流水

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異なるものを認めてこそ本当の寛容

2018年02月20日 | 仏の心
【異なるものを認めてこそ本当の寛容】安芸の国は浄土真宗の勢力の強いところでしたが、広島県、山口県は真言宗のお寺の多いところでもあります。真言宗は神道、儒教はいうに及ばず、ゾロアスター教、キリスト教(唐の時代の中国では景教というキリスト教の一派が盛んでした。)などを受け入れてきた極めて寛容な宗派です。それに比べて浄土真宗は純粋さを保ってきた宗派で、真言宗と対立的に考えられているところがあります。私は、混合と純粋というように対立的に考えるのは釈尊の教えにそぐわないと思っています。真言宗は真言宗そのままで有り難いし、浄土真宗は浄土真宗そのままで有り難いのです。
この松山大耕師(妙心寺退蔵院住職)の講演はいろいろなところでシェアされて反響を呼びました。しかし松山師の意図に反して、寛容なのが善でイスラム教のように純粋さを守っているのが悪だと考えている人もいます。純粋さを保つことはそれはそれで素晴らしいことなのです。


http://logmi.jp/34073
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