行雲流水

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葬式仏教批判

2017年08月08日 | 仏の心
(ひろさちや先生の言葉)
日本人の葬儀の基本には、死者を弔うというより、怨霊を沈めるという神道の思想が流れています。だから、葬式から戻ってくると、シオを撒いて清めたりする。あれは死者を穢れとしてみているからなんです。本当をいえば、そんな葬式に行く必要はない。死者が穢れを移すなんてことを、私は信じません。迷信だと思います。そんな葬式はやらないでいい。日本の仏教は神道の影響を受けることによって、まったく変わってしまったのです。(民俗宗教は死を穢れとみなし、世界宗教はそうではないという話の後)日本の仏教は、江戸時代に葬式仏教になってしまった。世界宗教の民族宗教化ですね。せっかく、お釈迦さんによって世界宗教に昇格したのに、いっぺんに堕落させてしまった。こんなの本当の仏教ではないですよ。

【感想】
私は葬式仏教を否定しませんが、お盆やお彼岸に、何のためにお墓参りに行くのか?先祖供養をするためだけではありません。今、自分がここに生きていることを感謝するためなのです。

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